「君生まれし日」…タイトルは文語体

ナオト・インティライミ【君生まれし日】歌詞意味を解釈!何を後悔してる?あの時どうすれば良かったのか…の画像

「君生まれし日」はナオト・インティライミさんのアルバムに収められた楽曲です。

1度耳にすると忘れられないタイトルが心に残ります。

『Nice catch the moment!』(ナイス・キャッチ・ザ・モーメント)は、ナオト・インティライミが2013年5月15日に発売した4枚目のオリジナル・フルアルバム。収録曲:君生まれし日

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Nice_catch_the_moment!

タイトルに使われた「生まれし」を口語体にすれば、君が「生まれた」日、つまり誕生日です。

ハッピーバースデーという気軽なメッセージではなく、君の誕生日に尊さを感じています。

親しみよりも2人の間にある何かを感じさせる言葉の使い方です。

「君生まれし日」に僕が気が付いた後悔…そしてそれだけではない思いがある歌詞を解説します。

こんな経験をしたことが…

周りの音が消えた世界で

気がついたら手が止まってて 君のこと考えてた
今日はどこで誰と過ごすんだろう なんて どうしようもないのに

出典: 君生まれし日/作詞:ナオト・インティライミ,川村結花 作曲:ナオト・インティライミ

集中して作業をしていたはずなのに、自然に別のことを思い浮かべていた…経験はありますか?

悲しみや不安が心からどうしても消えないときなどに起こることが多いですね。

うれしいことを思い浮かべて思わず止まった手を笑われるのは、幸せの中にいる時。

悲しみの中にいる時は止まった手を、周囲からは気付かれたくありません。

止まった手を見られて、「どうしたの?」などと聞かれたくないからですね。

独りで何も考えないで目の前の作業をこなすはずでした。

でも「今日」の日付はどうしても僕の心から消えることはありません。

止まった手の理由はただの悲しみでは無いからです。

深く深く心に刻み込まれた今日という日は、君にとっても大切な日。

それなのに君は僕から遠く離れたところにいます。

独り座る僕の前に次々と君との過去が映し出されました

君のために使った時間

いつもはそこにあることさえ知らなかった花屋の存在。

店頭の花を眺めるだけでも気恥ずかしいのに、まして好きな人のためにする花選びです。

僕は君のために、人生初ともいえる行動を起こしました。

清水の舞台から飛び降りる…?

去年の今は 花を選んでた
ガラにもないけど 笑顔が見たくて そんな記憶も昨日のことのよう

出典: 君生まれし日/作詞:ナオト・インティライミ,川村結花 作曲:ナオト・インティライミ

1年前の今日は僕の時間はすべて君のためにありました。

まず君に会う前に立ち寄ったのは花屋です。

花を買っているところを誰かに見られていないかそっと周りを見回しました。

思い切って飛び込んだお店の中は予想以上の色と香りがあふれています。

店員さんに花束を注文をしたけれど、「どんな花にしましょう?」と聞かれて頭の中は真っ白です。

君が好きな花はよくわからないけれど、君の笑顔を思い浮かべながら選んだ花で花束を作ってもらいました。

いつも優しく笑っている君に良く似合う色で束ねられた花たちも、今日を祝福しているように見えます。

君に渡すための花束を持って僕は歩き出しました。

それが1年前の出来事だったことを僕は信じることができません。

それくらい僕の心に深く刻まれた今日は、1年に1度のお祝いを伝える日だったのです。

何があってもその日だけは

直接顔を合わせていたのに…

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いつから 僕ら二人 すれ違ってた?
おなじ未来を 見てるつもりで あぁ
なにひとつ なにひとつ もう 届かない
Happy Birthday to You 空に 一人つぶやいた

出典: 君生まれし日/作詞:ナオト・インティライミ,川村結花 作曲:ナオト・インティライミ