"青春文學ロックバンド"が奏でる猫の物語!

【吾輩は猫である/BURNOUT SYNDROMES】歌詞を解説!「くるねこ」が可愛すぎ♪猫好き必見の画像

文学的な歌詞ロックを掛け合わせたスタイルが評判をよんでいるBURNOUT SYNDROMES

今回はそんなBURNOUT SYNDROMESの「吾輩は猫である」という曲を紹介します。

この楽曲アルバム孔雀」の中に収録されている一曲です。

曲名からもわかる通り、猫をテーマにした歌詞になっています。

夏目漱石の小説「吾輩は猫である」からヒントを得ている歌詞は読んでいて心がほっこりしますよ♪

しかも、猫を飼ったことがある人なら共感できる箇所が盛りだくさん!

曲を聴き終わった後はちょっぴり穏やかな気持ちになれること間違いなしです。

「くるねこ」とコラボしたMVが泣ける!

【吾輩は猫である/BURNOUT SYNDROMES】歌詞を解説!「くるねこ」が可愛すぎ♪猫好き必見の画像

猫がテーマになっているのは歌詞だけではありません。

この楽曲MVも猫がテーマになっています。

しかも、話題の漫画「くるねこ」とコラボしている豪華な映像作品なんです!

「くるねこ」とは漫画家・くるねこ大和さんが飼っている猫たちの話をもとにした猫の漫画。

ゆるいタッチのイラストやクスッと笑ってしまうような猫のエピソードが人気をよんでいます。

そんな「くるねこ」の世界観は、この歌詞の内容に相性ばっちり!

ひとりのおじいさんと一匹の猫を描いた感動の物語MVの中で展開されていますよ♪

YouTube上に公式のMVが公開されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

猫目線の歌詞を徹底解説!

【吾輩は猫である/BURNOUT SYNDROMES】歌詞を解説!「くるねこ」が可愛すぎ♪猫好き必見の画像

「吾輩は猫である」の歌詞には大きな特徴があります。

それは"全て猫目線で描かれている"という点。

夏目漱石の小説「吾輩は猫である」も猫目線で物語が綴られています。

なので、恐らくこの楽曲もそれをあえて真似たのでしょう。

猫目線で綴られる感謝の気持ち生き様に感動や感心を覚える人もきっと多いはず。

猫を飼っている人は「うちの猫もこんな気持ちになっているのかな?」なんて思いながら聴いてみるのもありです。

それでは、具体的な歌詞の内容について解説していきます。

1番の歌詞

猫が飼い主へ伝える感謝の気持ち

(※)吾輩は猫である 今日も幸せで鳴いているよ
君よ 愛し君よ 吾輩と出逢ってくれて有難う
This is a little love song.
曲名はまだ無い。

出典: 吾輩は猫である/作詞:熊谷和海 作曲:熊谷和海

「吾輩は猫である」といっていることから、この歌詞の主人公は猫であることが分かりますね。

そして「君」とは飼い主のことを指しているのでしょう。

大好きな飼い主に大事にされて、毎日幸せな時間を過ごすことができている。

そんな心温まる光景が浮かんでくる歌詞ですね。

「出逢ってくれて有難う」という言葉にもジーンときます。

ペットと飼い主の出会いは全てタイミング。

まさに奇跡の出会いといえます。

その奇跡の出会いを果たさなければ、この猫が今の飼い主と楽しい日々を送ることは生涯なかったでしょう。

だからこそ、感謝の気持ちを述べているのだということが伝わってきます。

「曲名はまだない」という部分にも注目してみましょう。

「曲名」と表記されていますが、この歌では「なまえ」と読ませて歌っています。

つまり「なまえはまだ無い」と歌っていることになるのです。

この言葉は夏目漱石の小説にも出てくる有名な一文でもありますね。

「曲名」とはこの楽曲のことを指しているのだと思いますが、この楽曲にはきちんとタイトルがあります。

なので恐らくですが、この猫が飼い主に伝える気持ち(=曲名)にはまだ名前がないという意味だと解釈しました。

外の世界よりも飼い主と一緒にいたい

吾輩を呼ぶ聲 頬を撫でていく掌
春風の様な優しさに喉が震えた
君の膝の上 今は此処が楽園である
窓の外にどんな世界が広がっていても

出典: 吾輩は猫である/作詞:熊谷和海 作曲:熊谷和海

飼い主がこの猫にかまってあげている様子が浮かんできますね。

飼い主さんの優しさがこの猫にも十分に伝わっているようで「楽園」だといっています。

「聲」「掌」「此処」といった難しい漢字を使っているのは、恐らく古風な雰囲気を出すためでしょう。

小説「吾輩は猫である」の雰囲気をリスナーに感じ取ってもらいたいという狙いがあるのかもしれません。

「窓の外にどんな~」の部分も素敵ですね。

野良猫であれば、外の世界を自由に駆け回るのが普通です。

しかし、飼い主への愛情を持っているこの猫は、外の世界よりも飼い主と一緒にいる事を選んでいます。

「うちのペットもこのように思ってくれていたらいいな」と思ったリスナーさんもきっと多いでしょう。

飼い主が好きだからこそ噛んでしまう