aikoの魅力とは?
aikoは大阪出身のシンガーソングライターで、1998年にシングル曲「あした」でメジャーデビュー。
数々の大ヒットを飛ばし、デビューから20年の節目を前にした現在もドラマ主題歌を手がけるなど注目を集め続けているアーティストです。
aikoといえばまず頭に浮かぶのが、彼女が独自の視線で綴る歌詞の魅力。
切ない恋心を書かせたら彼女の右に出るものはいないとも言えるほど、胸キュンもののラブソングは高い人気を誇っています。
個性的なセンスが光る言い回しや一度聴いたら忘れられないフレーズも多く、aikoの楽曲が男女や年齢を問わず幅広いファンの心を掴んで離さないというのも分かる気がします。
また何といってもあのふんわりと優しげな声を抜きにしてはaikoは語れません。
可愛らしいんだけど決して甘すぎず、温かみもがありながら少しドライさも感じさせる声は、誰にも真似のできない彼女の最強の武器なのです。
いつ聴いても耳に心地よくて、とっても癒されますよね。
またその歌唱力の高さにも定評があります。
彼女の作る楽曲はメロディラインが独特で、高音と低音をめまぐるしく行ったり来たりする印象が強いですが、そんな表情豊かな曲の数々を、aikoは自由自在に声を操り、実に軽やかに伸び伸びと歌い上げています。
ではここでaikoの人気曲の中から特におすすめの曲を、歌詞の一部とともにご紹介していきたいと思います。
あなたの好きなあの曲やこの曲は、果たして入っているでしょうか?
あるいは、今まで知らなかった!というaikoの名曲との出会いとなるのでしょうか?
ぜひ最後までお楽しみいただければ幸いです。
5位「キラキラ」
aikoらしいポップさ全開の人気曲!
2005年8月リリースの18枚目のシングル。
鈴木杏や錦戸亮が出演したフジテレビ系ドラマ「がんばっていきまっしょい」の主題歌に起用されました。
2006年8月にリリースされた7枚目のアルバム「彼女」にも収録されています。
ちょっと切ない歌詞と爽やかで明るいメロディが絶妙なバランスを感じさせる1曲で、カラオケでもよく歌われている人気曲です。
毎日の何気ないこともキラキラと感じられるような気持ちになりますね。
「キラキラ」の人気歌詞
羽が生えたことも 深爪した事も
シルバーリングが黒くなった事
帰ってきたら話すね
その前にこの世がなくなっちゃってたら
風になってでもあなたを待ってる
そうやって悲しい日を越えてきた
出典: https://twitter.com/aikokasibot/status/912133256333496320?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fotokake.com%2Feditor%2Fedit%2F2234
少し遠く離れたところに行ってしまっている、大事な人への会いたい、という少し切ない想い。
この曲には、ポップな曲調と相反するようなそんな寂しげな歌詞が乗せられています。
いつになったら、彼は私の元に帰ってくるのかな。
あなたがいない間、私の身の周りに何があったのか。たくさんたくさん話をさせてね。
同じように、私がいない間にあなたにあったことも、たくさんたくさん話を聞かせてね。
そんなふうに大事な人の帰りを待ち侘びる、いじらしい愛に溢れた思いが詰められた歌詞となっているんです。
大事な人がいない間に、きっと彼女の周りでは様々な出来事が起こったのでしょう。
彼女の生活を揺るがすような大事件。
そして忙しい生活の中に埋もれてしまいそうな、なんてことはないとても些細な事件。
彼女は大切な人へ、その全てを話したい、と思っているのです。
皆さんも大切な人に向けて、自分の身に起こったことを全部聴いて欲しい!と思ったことはありませんか?
2人でお互いの身の周りにあったたくさんの出来事を話す、とても幸せな時間。
その時間をあなたと過ごしたいから、私はいつまででもあなたを待つことができるんだよ。
彼女の健気な気持ちがぎゅっと詰まった、そんな歌詞がこの曲にはつづられています。
4位「あたしの向こう」
戻れない過去を悔やみながら、それでも前を向こう
2014年11月にリリースされた32枚目となるシングルで、アルバムは12枚目の「May Dream」(2016年5月リリース)収録となります。
バカリズムが脚本を手がけたことでも話題となった竹野内豊主演のフジテレビ系ドラマ「素敵な選TAXI」の主題歌になりました。
過去に遡るというドラマ設定にあたりaikoは、事前にあらすじを読んでから制作にあたったとのことで、それが伺い知れる歌詞も登場します。
過ぎた時に思いを馳せながらも後悔ばかりではなく、前向きな思いを感じさせてくれます。
「あたしの向こう」の人気歌詞
少し向こうに行った気持ちを呼んだけど
どうにもならないね もうキスは出来ないね
出典: https://twitter.com/83aiko/status/911807177416781824?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fotokake.com%2Feditor%2Fedit%2F2234
様々な事情の中で、大好きな人と別れるという選択肢を取った2人。
もちろん願うことであれば、いつまでもあなたと一緒に居たかった。
でもいつの間にか、あなたの目には私の姿は映らなくなっていて。
私の目にも、あなたの姿は映らなくなっていました。
過去には戻れない、もう昔抱いた2人で歩いて行くという願いは叶いません。
だからこれからは、それぞれ別の道を歩んで、互いにちゃんと幸せになろうね。
そんな経験をしたことのある方も、もしかしたら中にはいることでしょう。
過去に後ろ髪を引かれながらも、後ろを振り返らずに前だけをみて進む。
そんな切ない決意が込められた、この歌詞に共感する方も多いのではないかと思います。
その中でも特に、2人の関係が過去のものであることを決定的に描写するこの歌詞。
思わず心を鷲掴みにされるような、そんな気持ちになるワンフレーズとなっています。