出かける時の忘れ物

出かける時の忘れ物 ひょいとつかむ ハンカチのように
心の中に 滑り込む 一番小さな魔法

出典: TV OP

「出かけるときの忘れ物」「一番小さな魔法」について考えてみました。

『わろてんか』は、明治から昭和初期、吉本興業創業者の吉本せいさんをモデルにしたヒロイン・藤岡てんが夫と寄席経営を始め、大阪を“笑いの都”に変えていく物語です。

人は、それぞれの課題を持って生きています。

喜怒哀楽の繰り返しの中で、みんなが幸せを求めて生きています。

「笑いに生きよう」と決意した出発点は、主人公夫婦のどん底の生活からだったのです。

「笑いは人を幸せにする力があるクスリや」ご主人の言葉を信じ続けた結論でした。

喜怒哀楽の「怒哀」の状況の中で、「笑いに生きるため」には、つい忘れてしまう「笑顔」「感謝の思い」が 小さな魔法だと自分達に言い聞かせている強い思いを感じました。

泣いたり 笑ったり

松たか子「明日はどこから」は連続テレビ小説『わろてんか』主題歌♪意味深な歌詞の内容を紐解く!!の画像

泣いたり 笑ったり

今日も歩きだす

出典: TV OP

”泣いたり 笑ったり 今日も歩き出す” 人は、泣いたり笑ったりして成長していきます。

それは「わろてんか」のヒロイン・藤岡てんさんも同じです。色々な人と出会い、別れを経てヒロインは人間的な成長を遂げます。

「笑いの仕事」は、昨日受けたギャグでも、今日は受けない。同じギャグだと「それ知ってる!」のヤジも飛んできます。

大阪のお客さんのお笑いの感覚は非常に高く、中途半端な芸は許さない厳しさと同時に面白い芸には鋭く反応してくれるのです。

お客さんの入りにしても、波がありすぎて、生活の安定にはほど遠い生活が続きます。 松たか子さんのコメントの中に「今日が明日につながっていく、ささやかな私なりの応援歌です」という部分が有ります。 「応援歌」というのを念頭に入れて歌詞の内容を見ていくと、納得できる部分もありました。

ありがとうと言いたい

ありがとうと言いたい あなたのために

ごめんねと言えない あなたのために

出典: TV OP

 裏方の全ての仕事を一人で長い間してきました。稽古(けいこ)に励みながら時々うたた寝しているとそっと半纏(はんてん)を着せてくれていました。

客の入りが悪いのが続いた時や芸が余りうまく演じれなかった時など、お酒に酔ってすこぶる機嫌が悪い時がありました。

私や弟子に当たり散らして、物まで飛んできました。

翌日の朝の何とも言えない不機嫌の顔を見るたびに、「今日は、自分の納得行ける芸が出来ますように」と祈る日々でした。

ありがとうと言える

ありがとうと言える その時のために
ごめんねと言えた あなたの心に

パレードは周り続けてる

出典: TV OP

大阪を“笑いの都”に変えて行けたと実感できた時、あなたの芸で、「笑いは人を幸せにする力があるクスリや」と実感できた時のあなたの「ありがとう」が聞きたいのです。

たくさんの芸人が戦争で亡くなっていきました。その方々が播いてくれていた種が花開いたのだとあなたははいつも言ってました。

たくさんの寄席が出来、いろいろな芸人が、多くのお客さんに笑いを届ける日が来たとき、苦労を共にしてきた「弟子たちや裏方」さんへのあなたの「ありがとう!苦労かけて 済まなかった」の言葉を聞きたいのです。 あなたの願った「お笑いの行進」は続いています。

まとめ

いかがでしたか?

「笑いは人を幸せにする力があるクスリや」と教えてくれた北村藤吉にヒロインてんは恋をします。

現在では「笑いの効用」について多方面から解明されて来ているようです。

一般的に、笑いには、ストレスを軽減させ、心拍数を落ち着かせる効果があるとされています。

楽しい気分やリラックスした状態になると、脳はα(アルファ)波という脳波を出します。

このα波は、集中力を持続させ、記憶力も上昇させる効果があるとされています。

その様なことを「笑いは人を幸せにする力があるクスリや」という考え方に感銘を受けました。

人生の過程で、様々な困難に出会って、辛くて仕方がないような状況が生まれたとき、この「明日はどこから」に戻って来てみたらいかがでしょうか! 松たか子さんの澄み切った歌唱は、「あなたへの応援歌」になると思います。

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