今までのダメな部分や嫌なことを乗り越えるように、ギターをかき鳴らす。
この場面では、気持ちを切り替えて踏み出していく僕の様子が感じられます。
辛いことや落ち込むことがあったとしても、それが僕の全て。
マイナスの部分もプラスの部分も、全部ひっくるめてここから進んでいかなくてはいけない。
そのような思いを感じることができます。
サビの意味について
平凡かもしれないけど
everything is my guitar 僕のギターをきいてくれよ
特に何のこだわりのない音 部屋の隅で埃をかぶってた
出典: everything is my guitar/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
タイトルにもなっている1行目の歌詞、「everything ~」は全ては僕のギターという意味です。
この楽曲の主人公は、自分のことをギターの音に乗せて例えています。
喜怒哀楽を表現したり、君へ思いを伝えることができる。
このようにギターの可能性について読み取ることができます。
2行目にある歌詞では、冴えない様子が感じられます。
しかし冴えなかったとしても、平凡でもこんな音が出せる。
このような意味を感じ取ることができます。
この場面では、ギターの可能性と合わせて自分の力で君へ思いを伝えたいと歌うシーンです。
これが僕の全てだ
everything is my guitar ねえ君 間違っていないよっていって
出典: everything is my guitar/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
誤りではないと言われたいということについては、読み取り方で意味が大きく変わります。
君だけに認められたいのか、それともみんなに認められたいのか。
この場合は前者が正しいと感じます。
その理由は、君に向けて歌っているからです。
不特定多数の人間に認められるより、特定の人物に僕を感じてほしいのでしょう。
そのため、この場面では、君だけに認めてもらいたい僕の様子を感じることができます。
僕は頑張ることができる
そしたら僕何度も何度も何度も何度も何度も何度でもいつでも
出典: everything is my guitar/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
君さえ認めてくれるのなら、僕は頑張ることができるんだ。
この歌詞部分では、君が認めてくれることによって得られることについて表現されています。
毎日が辛くて嫌だと嘆いていたことも、軽く乗り越えられるくらいの効果があるようです。
歌詞の最後部分「いつでも」とは、君へ思いを伝えること。
認めてくれることがそれほどの原動力になり、嬉しさで毎日が幸せな気分になります。
そして伝えられなかった思いも、たくさん伝えられるようになるのです。
それほど君のことが好きで、僕のエネルギーになっているのだと感じます。
2番の意味について
つまらない毎日でも
街頭の右翼の叫び声 街宣車で叫ぶ議員の声
everything is my guitar こんなとりとめのない平和な掃き溜めで
出典: everything is my guitar/作詞:小山田壮平 作曲:小山田壮平
1行目は、日常を表しています。
何もない昼下がりに、ぼーっと歩いていたら駅で見かけた団体。
それが僕の日常であり、いつもの光景なのでしょう。
この歌詞部分では、つまらない毎日だと感じている様子がわかります。
まとまりのないぼんやりとしている僕の毎日。
2行目の歌詞は、このような意味として読み取ることができます。
そんな毎日が輝くことはあるのでしょうか。