必ず希望が見えるはずだと信じることができない僕らは、悲観的な思考にとらわれ続けます。
重たい荷物となった悲観のせいで、さらに歩みが遅くなるなんて思いもしないのです。
だからこそ先が見えない状況から容易に抜け出すことができません。
不安から抜け出すコード進行
G#m、Aの2度の繰り返しはどこか不安をあおるコードです。
しかし最後にBへと上がることで、雲や空が晴れて行くような明るさが見えて来ます。
トンネルから抜け出せないという歌詞でありながら、コード進行には希望が見えているのです。
「BEAUTIFUL DAYS」サビパート
イントロと同様のメロディライン、ロングコードの進行です。
ここにも君の背中を押す力強いメッセージが込められています。
君がなすべきことは信じることと進むこと
イントロのトップ2フレーズと歌詞、コードともに共通です。
AM7
どんなに遠く思えても 自分で選んだ道を
B
そのままいけばいい
出典: BEAUTIFUL DAYS/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
不安がらず、荷物を背負わず、持つのは希望と信じる心だけ。
たとえゴールまでの道のりが長くても、歩きやすくなります。
信じて前に進もうよ、と背中を押しているフレーズです。
心だけでなく手を差し伸べた「俺」
E
だから、「この先が見えない」なんて 不安がるよりも
C#m7
「何が待ってるんだろう」って 俺とワクワクしようよ
AM7
新たなスタート どんな君にも変わっていけるさ
B E
不安&期待で Oh Try yourself
E/E/E/E
出典: BEAUTIFUL DAYS/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
僕は、君をひとりにしようとはせず、「俺とワクワクしようよ」と誘います。
「BEAUTIFUL DAYS」の歌詞では「僕ら」と「俺」がうまく使い分けられていますね。
サビの頭で「笑ったりしないよ」と言ったのは俺、一緒に行こうと誘ったのも俺。
君に対する強い思いを伝えようとするこの曲の主人公は「俺」なのです。
「BEAUTIFUL DAYS」2−Aパート
ひたむきになりすぎることの弊害。
そんなことが書かれたAメロにご注目ください。
コード進行は1番と同様となります。
下るばかりの短い線となったコード進行と、ネガティブな歌詞がマッチしています。
C#m B A
夢中になれる モノを探していた
C#mB A
僕らは手当たり次第、走った
C#m B A
過ぎ去ってゆく人 誰もいなくなった公園
C#mB A
振り返る余裕もないくらいに
出典: BEAUTIFUL DAYS/作詞:MOMIKEN 作曲:UZ
僕らが探していたものは「自分を熱くさせるなにか」でした。
キラリと魅力的に光るなにかが見えるたびに走り寄り、違うと分かれば次へ走る。
「なにか」にこだわるばかりで、その周りにある大切なものは見逃していたかもしれない。
実はそれらこそが、僕らを熱くさせるための燃料だったのかもしれないのです。
しかし、自分を省みることもしないまま、そんな時間もないぐらいに走っていました。