「キミ」という名の天使
「キミ」と歩む人生
胸の奥で(あたためてる)
ほら キミがいる幸せ
窓の外の 雪景色に
足跡はまだ残っているね
なんてけなげな物語
忘れずに続いてる
出典: White Afternoon/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)
1〜2行目の歌詞では、「キミ」に対しての想いが描かれているようです。
主人公にとってその存在がいることがどれだけ幸せなことか伝わってきます。
また3〜4行目では、そんな「キミ」と共に歩いた雪を見ていることが表されているようです。
4行目の「足跡」という言葉が意味しているのは、恐らくこれまで主人公が歩んできた道のりのことでしょう。
これは自身の夢を胸に抱えながら歩んできた過去の出来事だと考えられます。
5〜6行目はそんな自身のこれまでの思い出のことを考え発した言葉なのでしょう。
大切な人と共に夢を追いかけだした日、つまり「キミ」と出会った日から変わらない想い。
それを振り返り、自身の健気さに感心しているのかもしれません。
天使との出会い
(しんしんと冷たい空)
陽だまりを探して
(転んでも 羽広げる)
天使見つけた
(キミの目は揺るぎないね)
キミの灯火 頼りに
一緒に歩いてゆく
出典: White Afternoon/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)
この歌詞パートでも冬の寒い情景を表しているようです。
このパートで特筆すべきなのは、この楽曲に初めて登場する4行目の「天使」という言葉についてです。
2行目から分かるように、主人公は冬の中に存在している暖かさを探していました。
そんな中で見つけた「天使」という存在。
これは何を表していると考えられるのでしょうか。
これは恐らく「キミ」を表しているのでしょう。
そのことは「天使」という言葉が出た直後、「キミ」という言葉が使われている5行目の歌詞から分かります。
彼女にとって、「キミ」との出会いは「天使」との出会いのようだったのでしょう。
この楽曲において「キミ」というのは将来の夢を指しています。
このことから、この場面は冬のある寒い日に主人公が自身の夢を見つけた様子を指していると考えられます。
彼女はその夢と共に毎日を過ごしていくことに、充実感を感じているのではないでしょうか。
冬に見た夢
「キミ」とはしゃぐ冬
今年初めての雪 はしゃぎ
ほどけるように笑う。
息と息が交わり
転げるように笑う。
出典: White Afternoon/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)
主人公にとっての雪というのは幸せの象徴なのかもしれません。
「キミ」と出会い、夢を追いかけるようになったのも雪の降る冬の出来事。
そう考えると、ここで初雪を見てはしゃいでいることにも納得ができます。
3〜4行目では「キミ」と主人公がはしゃぐ様子が描かれているのでしょう。
夢のきっかけ
(Snow Falling)Snow Missing
(Snow Calling)Snow Missing
どうかまだ やまないで
白い空へ(熱い夢を)
ほら 大切に届ける
出典: White Afternoon/作詞:中村航 作曲:上松範康(Elements Garden)
1行目の歌詞は日本語にすると「(雪が降る)雪が恋しい」という意味になります。
主人公にとって、この季節というものが自身の夢と密接に関わっているのでしょう。
4〜5行目では雪という自分自身の幸せを象徴するものに対して、自身の想いを届けようとしています。
それはもしかしたら自分の夢を表明するかのような行為ともいえるかもしれません。
自分自身にとっての夢を追いかけるきっかけとなったものに対して、想いを届けたいと思っているのでしょう。