欅坂の絶対的センターがついにソロデビュー
彼女は2016年4月に欅坂46としてデビューし、絶対的センターとしてグループを牽引し続けました。
今後もグループの中心としての活動が期待される中、2020年1月にグループ脱退を発表しました。
グループ脱退後は映画やドラマなどお芝居の世界で活躍しています。
2021年1月公開の映画「さんかく窓の外側は夜」や6月公開の「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」に出演。
春からはTBS系列のドラマ「ドラゴン桜2」に出演しています。
突然の卒業発表もあり、今後彼女がアーティスト活動を続けるかどうか不安に思った人もいたでしょう。
しかし結果として、彼女は表現することをやめませんでした。
ソロとなった今、グループ時代以上にフルに彼女の思いや熱を伝えて欲しいと思います。
FNS歌謡祭で早速話題に!
彼女の1stシングルはフジテレビ系列「2020 FNS歌謡祭」第2夜で初披露され、大きな話題を呼びました。
彼女のパフォーマンスは鬼気迫るものがあり、見る人の心を打ちます。
それはアイドル時代から変わりません。
2019年の紅白歌合戦で披露した「不協和音」のパフォーマンスも大きな話題を呼びました。
今作品も彼女の魅力を存分に引き出す楽曲となっています。
作曲には平手本人も参加
作詞は欅坂46時代から彼女を知る秋元康氏、作曲は平手友梨奈・辻村有記・伊藤賢の3名が行なっています。
アイドル時代は秋元氏が歌詞を提供し、それを平手さんがパフォーマンスするという関係でした。
今回は彼女自身も楽曲制作に携わっており、自分の作品という責任を強く感じます。
印象的なミュージックビデオ
今作のMVでは独特な世界観が強く打ち出されています。
平手さんが中心となっている部族と、そこへ侵入する者の物語となっています。
「獣」が現れる
イントロ部分では、派手な衣装を身にまとい、獣の仮面を被った男が舞を披露しています。
それを見た平手を中心とする集団が、彼を取り囲んで行きます。
この様子から見て、この「獣」は彼女たちの仲間ではないことは明らかです。
闇の中にいる者を気にかける平手
その光はどこを照らしてるのか?
遠い場所から希望は見えているのか?
心を閉ざしてる時 孤独は暗闇の中だ
Darkness filled somebody's heart
Help! Help! Help!
出典: ダンスの理由/作詞:秋元康 作曲:平手友梨奈・辻村有記・伊藤賢
歌い出しの部分では、暗闇の中にいる者を気にかける平手の様子が描写されています。
英語の部分は、「暗闇がだれかの心を満たす。助けて!」という意味です。
これは平手が自身への救いの手を差し伸べて欲しいのではありません。
この"Help"は他の苦しみを抱える者を「助けろ」という自分自身への命令なのです。
そしてこのMVにおいて、苦しみを抱えている者はこの「獣」。
一見敵に思えるような相手に、彼女は手を差しのべようという気持ちでいます。