大野くんのソロ曲と同時発売で話題に
【To be free】1曲のみが収録されたこのシングルは、2010年7月7日にリリースされました。
同じ日に、大野智くんが「怪物太郎」名で【ユカイツーカイ怪物くん】をリリース。
グループとソロの2作を同時に発表する形となったのです。
当時のオリコンの週間シングルチャートでは、【To be free】が1位、【ユカイツーカイ怪物くん】が2位。
Top2を独占して話題となりました。
また、この曲は櫻井翔くんが出演する「三ツ矢サイダー」のCMソングとして起用。
視聴者に広く親しまれることになったのです。
では、【To be free】の歌詞を見ていきましょう。
「三ツ矢サイダー」も頭の隅に置いておいてください。
等身大の「嵐」を彷彿とさせる歌詞
デビューのあの日から
流れる雲に憧れた僕ら 遮るものなど何ひとつない
記憶の中に刻んだ空の色は あの日のように 変わらぬように
出典: To be free/作詞:Soluna 作曲:Samuel Waermo,Octobar
1999年、嵐のデビュー会見がハワイで、それもクルーザーの船上で行われたのは、ファンならよくご存知ですね。
デビューから10年経った2009年には、アルバム『5×10 All the BEST! 1999-2009』をリリースしました。
一つの節目を通過した翌年の【To be free】、という位置づけで紐解いていきます。
デビューの日の輝く青空は、メンバーの記憶にも強く刻まれているのでしょう。
未来が拓けているような、そんな空をゆく雲になりたいという希望を、今も持ち続けて。
また「変わらない」というのは、嵐というグループを語る時のキーワードの一つともいえると思います。
答えは前にしかない
どこへ行こうか まだ見ぬ場所へ
時は止まらない 手を伸ばして
出典: To be free/作詞:Soluna 作曲:Samuel Waermo,Octobar
「嵐」としてスタートは切ったけれど、踏み出す一歩ごとに現れるのは、まだ見たことのない世界。
どこへ進んでいくのか、決めるのは自分たちに託されています。
迷っていても、時は待ってはくれません。
戸惑いよりも決意をにじませて、手探りしながら新しい道を切り拓いていこうとしているのでしょう。
答えは後ろにはないとわかっているのですから。
過去と現在が交錯する
歌詞は、昨日を振り返りつつ今日の想いを語るといったように、過去と現在が交錯しながら綴られていきます。
あの頃の僕らと今の僕ら。
変わったものと変わらぬもの。
それらが交互に編みこまれて一本の軌跡を描いていきます。
「渇き」が表すもの
渇いたまま僕らは駆け出したんだ ごまかせない心に気づいたから
何も飾らず そのままで 風に吹かれ行くだけさ To be free
出典: To be free/作詞:Soluna 作曲:Samuel Waermo,Octobar