サスペンスドラマのための書き下ろし

ポルノグラフティがアマゾンプライムビデオで配信されるサスペンスドラマチェイス第一章」の主題歌を書き下ろしました。

2017年12月にリリースされたこの主題歌のタイトルは「Working men blues」。

ポルノグラフティが提供したこの楽曲は、作詞を新藤晴一(G)、作曲を岡野昭仁(Vo)が手掛けました。

主題歌の話があった時!

最初にこのドラマ主題歌の話が持ち上がった時に、2人は企画書を読んだそうです。

企画書を読んだ感想は「働くことの悲哀」。世の中に起こる出来事はポップ、ロック、バラード、ブルースに混在していると語る2人。

企画書からすぐにインスピレーションがよぎったのはBluesでした。

働く人の誇りや自信を表現できたら、という想いを込めてこの楽曲を作ったそうです。

サスペンスドラマ「チェイス第一章」

大谷亮平と本田翼がダブル主演

「チェイス 第1章」は大谷亮平と本田翼がダブル主演を務め、深川栄洋が監督を担当する全7話構成のドラマ

大谷演じる記者の三上と、本田扮するBSテレビの新米ADの麻衣が、27年前に起こった5つの連続幼女殺人の未解決事件の真相に迫る姿を描くサスペンスドラマ。

ネットで騒ぎになった『殺人犯はそこにいる』との類似の指摘

この「チェイス第一章」の配信が2017年12月22日より始まるとすぐに、ネットで噂になった事柄がありました。

Amazonプライム・ビデオの「チェイス」が、清水潔さんのノンフィクション「殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」に似ているという指摘がツイッターなどで相次いで浮上したのです。

これを受けて新潮社と清水さんは12月28日、ドラマには何も関知していないとする声明を出したほどでした。

ドラマの結末が気になる方はAmazonプライムで是非動画もチェックしてみてくださいね。

大谷亮平、本田翼が初共演、ダブル主演!脚本・福田靖×監督・深川栄洋×主題歌ポルノグラフィティ!本格サスペンスドラマシリーズ『チェイス 第1章』Amazonプライム・ビデオにて見放題独占配信中!

「Working men blues」歌詞紹介と解釈

「歯車なんかになりたくないんだ」と
ロック歌手が得意げ 声高に叫ぶ
そういうあんたには明日は変えられないよきっと
Working men blues連なってゆけ たとえ小さな歯車でも
噛み合ってゆけ微力たちよ硬直したこの時代に
お前がやらなきゃ誰がやる?Working men blues

出典: Working men blues/作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭二

”歯車なんかになりたくない”と叫ぶロック歌手がいきなり登場しますが、ポルノグラフティの様なアーティストと言われる存在と、一塊の会社員や一般に働く人たちと比較してのことでしょうか。

”そういうあんたは明日は変えられない”これはきっと謙遜だと思いますが、毎日会社のために、家族のために一人一人が汗を流して働くworkforceの事を言いたいのでしょうね。

一人一人の小さな貢献を見逃してはいけない。多くのひとの努力が重なって、一つの大きな成果を挙げるんだ。という”ちりも積もれば山となる”の発想ですね。

「仕事とあたしのどちらが大切なの?」
涙を浮かべて問われた日もある
そりゃもちろん君さそう言ってドアを出てきた
Working men blues汗にまみれ汚れた手を誇らしげに
掲げてみろ血潮が今働く意味を教えるだろ
代わりがいるなら連れて来いよWorking men blues

出典: Working men blues/作詞:新藤晴一 作曲:岡野昭二

歌詞から察するに、この方は現場の監督さんか、工場関係?もしくはかなりの体力仕事についていらっしゃる方がモデルですね。

大きなプロジェクトを抱えていて、何日も雨続きで、現場の仕事が進まないと、経費はかさむし成果は上がらないというような現場の監督にとって頭の痛い状況

そんな中で奥さんや恋人に”わたしとどっちが大切なの?”と仕事とプライベートの板挟みにあって、一生懸命働く男性にとって、とっても酷な言葉

以前にテレビの特集でドバイの巨大カジノ建設で、何日も強風で工事がストップしたドキュメンタリーに似たようなシーンがあったのを思い出させます。

監督さんならずとも、現場で働く工事関係者の方の毎日のハードワークには頭が下がります

先の時代を作るため