【五木ひろし/山河】○○を山河に見立てた歌詞が深い・・・。YouTube動画＆歌詞解釈はこちら！

あなたはどの『山河』がお好きですか？映像と楽曲のマッチングもまた評価の対象です。聞き比べてみて！

まずは演歌の大御所、五木ひろし歌唱バージョン。

いつも以上に目が細くなっているような･･･。今年の紅白歌合戦では『山河』を歌うのかと思っていましたが、『夜空』に決まりましたね！五木節がとても楽しみです♪

次は作詞した小椋佳と五木ひろしの歌唱バージョン。

そして作曲した堀内孝雄の歌唱バージョンです。サンキュー！！

ミレニアムイヤーに向けて、山河に自身の人生を重ねたこの楽曲。勇壮な自然、切り立つ山々がそびえたつ景色を目の当たりにするような、そんな錯覚に陥るほど美しい言葉にあふれています。

人生そのものを山河にたとえた歌。さすが小椋佳、言葉が美しいです。人生を振り返った時、自分の残した足跡は美しいかを自答します。

愛する人の目に、自分が歩んだ人生が勇壮で美しい山河のように映っているのだろうかと問いかけているのです。

山に生まれ、山に還る。生まれたからには死ぬのが宿命。どう生きたかの証しを山河にたとえているのですね。

『山河』について語ってきました。演歌なんてどうもまだ分からない、と思っていませんか？実はこの楽曲、演歌というよりも、バラードと言ったほうが良いかもしれません。

デビューから苦労を重ね、紅白出場歌手になり、その地位を維持することは並大抵の努力では無かったでしょう。

売れない時代、受けない時代を経て今に至ったとき、それでも自分の残してきた足跡はどんな風に人の目に映るのだろうかと、かすかな不安と大いなる自負を込めてこの楽曲を歌っているのかもしれません。

あなたの人生を山にたとえたら、そこにどんな景色が見えるでしょうか、ね。