夜の本気ダンス
京都出身の4人組ロックバンド
夜の本気ダンスは、2008年に京都で結成された4人組ロックバンドです。
メンバーは、
- 米田貴紀(Vo.Gt)
- 西田一紀(Gt)
- マイケル(Ba)
- 鈴鹿秋斗(Dr.MCモンスター)
の4人。また、元メンバーとして、結成から2016年9月の脱退までバンドを支えた町田健人(Gt)がいました。
ちなみに、ドラム鈴鹿の「MCモンスター」という肩書きは、ステージの後方にいるドラムというポジションながらメインMCとして喋り倒す彼のマシンガントークからきています。
多数のシングルやアルバムをリリースしながら注目のインディーズバンドとして活動を続け、2016年3月にアルバム「DANCEABLE」で晴れてメジャーデビューを果たしました。
長いキャリアに裏打ちされた高いパフォーマンス力とキャッチーな楽曲を武器に人気を集める、今最も注目されているバンドのひとつです。
どこまでもダンスロックにこだわった音楽性
夜の本気ダンスの音楽性の特徴は、どこまでも「ダンスロック」にこだわっている点です。
これまでのCDタイトルにも「ボブダンスボブ」や「DANCE STEP」、「DANCE TIME」など、ダンスロックへの強い想いが表れています。デビューアルバムのタイトルも「DANCEABLE」となっていますね。
4つ打ちのビートを基軸にした踊れるリズムの楽曲が作品の多くを占め、ライブでも大きな盛り上がりを見せます。
また、結成当初はサイケデリックなサウンドを目指していたという名残からか、2010年代の邦楽ロックで流行を見せた4つ打ちロックとはまた違ったオシャレで大人なダンスロックサウンドを奏でるところも彼らの音楽の特徴です。
ドラマ主題歌で話題に
ドラマ「セシルのもくろみ」の主題歌に
夜の本気ダンスが知名度を一気に高めるきっかけになったのが、ドラマ「セシルのもくろみ」の主題歌への起用です。
ごく普通の主婦が読者モデルとなったことで未知の女の世界に入っていく様子が描かれたこのドラマは、真木よう子や長谷川京子、吉瀬美智子など豪華キャストが出演したことで話題になりました。
夜の本気ダンスの「TAKE MY HAND」が、そんなこの作品に刺激を与えるエッセンスとなりました。耳に残るパンチの効いたリズムとサウンドが注目を集めた結果、シングルとして発売されたこの曲はオリコン週間チャートで25位のスマッシュヒットを記録しています。
夜の本気ダンスのおすすめ楽曲は?
WHERE?
「WHERE?」は、2014年11月に発売されたアルバム「DANCE TIME」のリード曲です。
当時KANA-BOONなどの4つ打ちロックが大流行を見せるブームに乗って、本格派ダンスロックを鳴らすバンドとしてインターネット上を中心に話題になりました。
どぎつい原色の風景が印象的なMVも相まって、聴いているうちに思わず体が縦ノリを始めるようなパーティーチューンに仕上がっています。
収録アルバム「DANCE TIME」は、ほぼ全ての曲がひたすら純度の高いダンスロックに仕上げられた、とにかく踊れる名盤です。
Crazy Dancer
「Crazy Dancer」は、2016年3月に発売されたメジャーデビューアルバム「DANCEABLE」のリード曲です。
夜の本気ダンスらしい4つ打ちダンスロックのサウンドやリズムはそのままに、どことなく不穏な響きを見せるギターが印象的なクールな楽曲に仕上がっています。
そのタイトル通り、メンバーやダンサーが狂ったように踊り狂うクレイジーなMVにも注目です。色とりどりのライトの演出も相まって、彼らのダンサンブルな世界観が描かれています。終盤のコミカルな展開も笑えます。