すれ違った 陰と陽
はき違えた 昨日と今日
言葉が たりなすぎて
言葉じゃ 伝わらなくて

悲しみや 苦しみはSo long
いつか羽ばたく日の滑走路
乗り越えた先 広がる未来で
君と僕が
生まれ変わる為に
笑いあえる為に
許しあえる為に
愛しあえる為に

出典: 月と太陽/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ,守尾崇

「陰と陽」と言えるほど正反対の二人。

言葉では分かり合えないこともたくさんあります。

しかし、そんな「悲しみや苦しみ」が長く感じても、全く違う個性を持った二人が協力して乗り越えれば、自分だけでは行けないような「広がる未来」、高いところまで飛べるのです。

だから、そんな未来で「君と僕」が生まれ変わり、笑い合い、許し合い、愛し合えるために、今頑張ろうと言っているのです。

嘘と気付いていても君を責めない

君の言葉を信じる度に 
僕は疲れていたんだよ 
たとえ嘘と気付いていたって 
君を責めやしないよ 
 
君の弱さを守る為に 
僕は産まれてきたんだろ
例え君が悪い奴だって... 
それが運命だから

出典: 月と太陽/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ,守尾崇

自分の恋人から嘘をつかれたらどうしますかと訊かれたら怒るという人がほとんどではないでしょうか。

しかし、「君」に何度も嘘をつかれ、「信じる度」に「疲れていても」、「僕」は「君」を「責めやしない」と言っているのです。

それは、「君」のすぐに嘘をつくような「弱さ」さえも、「僕」は守るのが「運命」だと思っているからです。

そんなことしていたらいつまでも「君」は嘘をつくのではと思う人もいるかもしれませんが、嘘をつく人はつくなと言われてもそう簡単に改めることができないものです。

だから、「君」が気付いて、自分から嘘つきな自分を変えようとするまでは、とことん受け入れると言っているのです。

すごく深い愛情ですよね。

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僕と君の関係は陰と陽

出会いから何年?笑って泣いて
次第に互いわかってく相手
何年だって経っていたって
気付けば僕らはそばに居たって
時に僕は君の行く道照らす
僕が迷えば君が道描く
関係はまるで陰と陽
心で触れ合い 真を問う

出典: 月と太陽/作詞:ケツメイシ 作曲:ケツメイシ,守尾崇

出会ってから何年かわからないくらいずっと一緒にいる「君」と「僕」は、当たり前にこれからもずっと一緒にいる関係性なのです。

だからこそ、相手に悪いところがあっても、変わるのに何年もかかっても待てるし、互いの良いところも悪いところもゆっくりと知っていくことができるのです。

そして、どちらかが道に迷うときは、どちらかが導く。

そんな二人の関係性は「陰と陽」のように、互いに生きていく上で必要不可欠な存在です。

長い時間を共にするとお互いが決めているからこそ「心で触れ合い真を問う」と言えるくらい、深くまで互いを知り、二人だけの真実に行き着くまで突き詰めることができるのでしょう。

おわりに

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ケツメイシの「月と太陽」の歌詞のように、全く違う正反対の二人が長い時間をかけてお互いに補完し合う関係になっていく様は、今回は男女で解釈しましたが、友達同士でも、一生の友達と考えると、当てはまるように感じました。

離婚も増えている日本ですが、最初から正反対と言えるくらい違う個性の二人が、お互いに違うのが当たり前で、だからこそお互いの弱さも認めて長い時間をかけて関係を築いていくという考え方ができれば、長く一緒にいられるのかもしれません。

「月と太陽」が描いているのはそんな、大人な関係性なので、もしかしたらまだわからないという人もいるかもしれませんが、こういう考え方もあるのかと目からウロコの筈なので、そういう人にも聴いてほしい一曲です。

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