【紅い花/ちあきなおみ】事実上○○のシングル...！むなしく胸を締め付ける歌詞に迫る！コード譜付き！

「紅い花」とは大切だった女性のことではないかと思います。その人に愛を捧げたのでしょう。

しかし、今はその人はいません。消えてしまった夢の1つになっています。

あの頃愛した「紅い花」はどうしているのかと思い出し、なぜ一緒にいられなかったのかと悩んだことに苦笑いしています。

どんなに悔やんだとしても時が戻ることはありませんよね。それを知っている良い年齢の男性なのでしょう。

久しぶりに飲んだお酒と過去のことを思い出して「疲れた」自分を愛しく感じています。

これは、そんな淡い想いに物憂げになるような自分がいることに驚き、「まだまだ若い」と考えたのかもしれませんね。

年齢を重ねたことで感動や恋心を抱くこともなくなった「乾いた胸」は、思い出でしっとりとした気持ちになったのでしょう。

その気持ちは、いつの間にか降り出した雨に濡れる街の様子と重なります。「紅い花」を失った時もそのような雨が降っていたのではないでしょうか。

男性から別れを切り出したわけではなく、その想いは踏みにじられて終わったことがわかります。

お互いに若かったので向こう見ずな恋愛をしてしまったのかもしれません。

そうして、いつの間にか心は離れ、そっと女性は去っていったのでしょう。

飲み屋から帰り、一人きりで眠ろうとしています。その「暗闇の中」で、あの日のことを思い出しています。

夢のように感じる「愛」は、けして取り戻すことはできません。それでも、誰かを深く愛した記憶は忘れられないですよね。

そのような忘れられない過去の「愛」ですら、眠ってしまえば夢の1つとして消えていくと感じているのです。

起きた時には、「昨日のできごと」と割り切る自分を予想しています。年齢を重ねていくと、忘れることを覚えて少しずつ傷つくことに耐えられるようになります。

そのように、変わってしまった自分をどこかさみしく感じているのでしょう。大人のむなしさや切なさを感じさせる胸が締め付けられるような深い歌詞ですね。

情感溢れる『紅い花』は、カラオケで歌えばとても気持ちが良いでしょう。歌ってみたいという方も多いと思います。

そんな方のために、カラオケの音取りやギターの弾き語りに役立つコード譜を掲載しますので、ぜひ参考にしてみてください。

下記のコード譜は半音下げチューニングとなっています。

今回は、ちあきなおみの『紅い花』について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

この記事を読んで、ちあきなおみに興味に持った方はぜひ他の音源も聴いてみてくださいね。