どうせいつか終わってしまうんだ
でも枯れない紫苑の花
Ain't no other
君を忘れる訳もないよな
Baby I don't know why
I don't know why?
出典: Princess/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
「紫苑の花が枯れてない」時期であることから、夏の終わりがこの歌のシーズンのようです。
暑さが落ち着いてきた時期の、涼しい風をまとった寂しい雰囲気を感じさせます。
また、紫苑には”君を忘れない”という花言葉があります。
「恋にはいずれ終わりが来るものだ」と、別れを正当化して前に進みたい。
でも「紫苑=君を忘れないという気持ち」はまだ消え去っていない。
忘れたいのに忘れられない僕の葛藤を、花の名前を入れることで視覚的に表現しています。
突然の別れ
愛せるだけ愛して
急に手を離されて
自分だけ世界が止まったみたいで
出典: Princess/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
別れは突然やってきます。
デートの予定や将来の2人のことまでなんとなく考えていたし、なんなら明日も一緒に居られると思っていた。
こんな風に当たり前に描いていた未来の世界が突然途切れるのが、失恋の一番の苦しさかもしれません。
振られた方は突然「君のいない世界」に落とされるのですから、止まってしまったように感じるのも当然です。
追いかけてはいけないと分かってはいるけど
すがりついてはいけない
追いかけてしまったら
情けなくなるだけさ
出典: Princess/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
まだ忘れられないからといっても、君にとっては僕との関係はもう終わったことです。
もしかしたら、話しかけてみれば今まで通り接してくれるかもしれません。
しかし、そうやって君に気を遣わせてまですがりつくのは情けないこと。
僕はきっとまだ君のことを思っているからこそ、自制心を働かせているのでしょう。
矛盾した期待
My princess
Where are you?
出典: Princess/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
「僕のプリンセス、どこにいるの?」と訳しました。
追いかけるのは情けないという先ほどのフレーズと矛盾する気もしますが、この矛盾こそ失恋特有の心情です。
頭で分かっていても、心までは制御できない。
「情けない」と自分に言い聞かせても、やはりまだ君と偶然会えることを期待してしまいます。
僕の後悔
今なら君を守れるのに
出典: Princess/作詞:清水翔太 作曲:清水翔太
「今なら」という言葉からは、「付き合っていたときは君を守れなかった」という状況が想像できます。
恋人関係においての「守る」とは、「味方でいてあげる」と言い換えることができるでしょう。
つまり僕は君が辛い思いをしているとき、寄り添ってあげることができなかったのかもしれません。
一緒にいるのが当たり前になってしまい、君の気持ちを大事にできなかったことを僕は後悔しているようです。