SHINJIRO ATAE（from AAA）【Love Sugar】MV解説！ダンスシーンが圧巻！

30歳の記念となるアニバーサリーアルバム『THIS IS WHO I AM』から先行リリースとなった本作。

前回リリースした『Baby』では優しい男の子のバラードを歌っていた真司郎さん。

今回は打って変わってエッジのきいたダンスチューンです。

ある意味、真司郎さんらしいナンバーといえるのではないでしょうか。

AAAの中でもダイナミックなダンスでファンを魅了する彼にピッタリな1曲。

そんな【Love Suger】のMVについて、MVから読み取れる世界観などを解説してご紹介します。

ぜひ最後までお楽しみください。

ミュージックビデオのロケ地はロサンゼルス。

工場横のような通りを抜けて仲間と出会ってから真司郎さんのキレキレダンスが始まります。

メロディ部分は真司郎さん1人でのダンスで圧倒的存在感があります。

サビ部分に入るところからはダンサーを従えてのグループダンスです。

愛する人を「Love sugar」と歌い、愛する人を想う気持ちを止められない男性の心情を歌っています。

耳に残りやすいキャッチーなエレクトロサウンドを駆使した曲ですね。

心がドキドキわくわくすること間違いなしのミュージックダンスビデオです。

真司郎さんを取り巻く周りのダンサーもそれぞれ世界的に活躍していて素晴らしい実力の持ち主。

踊りを見れば一目でわかりますね。

與さんのダンスの特徴は、キレの中にも柔らかさがあるところも魅力です。

さらにみんな気合が入ったかっこいい表情で踊る姿にファンも釘付けです。

その後場面が変わり、ピンクがかった夕焼けに照らされた屋上に場所を移します。

一通り熱くなる思いを表現したあとは、夜の工場と思われる場所で仲間とまたしても踊りまくるのです。

上半身裸で気怠そうな真司郎さんの表情が印象的。

全てのエネルギーを出し切ったかのような満足感が伝わってくるようです。

何といってもこのミュージックビデオの一番の見どころは真司郎さん真骨頂のダンスです。

そもそもリードダンサー的ポジションでAAAに入られた真司郎さん。

ソロとして楽曲を発表されてからは甘い歌声を生かして歌の上手さも披露してくれていました。

このミュージックビデオに先だって公開されたBabyではバラードでしっとりと歌ってくれていましたね。

そのためダンスの披露はありませんでした。

それが、このダンスでは選りすぐりのダンサーとともに何度も爆発的ダンスを披露してくれているのです。

あまりに全員のレベルが高すぎ、真司郎さんとダンサーのダンスバトルかのように感じられるほど。

一部始終、集団でのダンスを見せてくれています。

学生など、発表会等でダンスパフォーマーを考えている人にも参考になるMVではないでしょうか。

やっぱりミュージックビデオの根幹はイメージと曲です。

イメージがよくても曲が悪ければいけません。

その点、この楽曲は最近のはやりのエレクトロダンスサウンドを駆使しています。

まさに、エッジのきいた仕上がりといえるでしょう。

【Love Sugar】という甘さ100％の曲名からはちょっと想像できない鋭い仕上がりです。

出だしの『AVICII』を連想させるつかみ、ささやきボイスから徐々にアップテンポになる辺り。

そしてサビ部分で盛り上がりは最高潮～といった感じです。

ただ、真司郎さんご本人の声は曲のように一気に最高潮にはいかないのも注目すべき点でしょう。

これは敢えてなのか、焦らし効果を発揮しているようでじらされてるような感覚がたまりません。

グルーヴの効いた曲で聴きやすく、気分をあげたいときにおすすめの曲です。

【Love Sugar】という曲名もさることながら全体を通して色調が暗めなことも意味深に感じます。

冒頭に出てくる、洗われてないままの汚れたお皿も象徴的。

歌詞についても、sugar(砂糖)、addict（依存）といったワードがまばらに出てきています。

そんなミュージックビデオ全体から考察できるのは、次のような背景です。

主人公には好きな女性がいて、彼女があまりにも魅力的。

そんな彼女に溺れてしまいそうで、この恋は自分にとってよくない、危険だ、と感じている様子。

まるで彼女の魅力は砂糖みたいに甘く、依存的ということなのではないでしょうか。

このミュージックビデオのテーマになっている恋愛は自立した健全な恋愛とはいえないのかもしれません。

皆さんもそんな恋に憧れるときや、現在そんな恋をしている人は共感できるのではないでしょうか。

やめたがいいと思ってもそんな恋に走ってしまうことがあるのです。