あとどれくらいの道が
待っていたとしても
このまま諦めはしないよ
自分のことさえわからない
5150
出典: 5150/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
冒頭はサビです。
主人公はこれから茨の道が待っていようとも、それをかいくぐり、前に進む決意をします。
主人公が求める対象は、はたして何なのでしょうか?
おそらく主人公が追い求める夢だと思います。
人間はそれぞれ、大なり小なり夢や希望があるもの。
若く血気盛んな時代は、希望が広がっています。
夢や目標のために日々努力し続ける人は、少ないと思います。
年月を重ねると、現状の生活で手いっぱいになり、やがては夢も希望も消えていきます。
もちろんそうではない人もいるでしょう。
しかし、自分の夢を叶えられる人は少ないでしょう。
主人公は切羽詰まっている状態。
考えに考えて、ついには自分が何を考えているのかも分からなくなってしまいました。
Aメロ
探し求めた答えはもう無くて
強さをかぶり弱さを抑えていた
期待や愛しさが形を変えてさ
独りこの夜は辛いよ
出典: 5150/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
「答え」を探し求めていた主人公。
しかし、それは見つかりませんでした。
その間主人公は、さぞ悩んだことでしょう。
そのため、友人や恋人などにつらく当たってしまったときもあるかもしれませんね。
それは「強さを装った弱さ」であることは、主人公自身も感じ取っていました。
夜がくると、悩んでいた日々を思い起こすのでしょう。
2番サビ
あとどれくらいの道が
待っていたとしても
このまま諦めはしないよ
あとどれくらいの人が
待っていたとしても
その手は離さないから
自分のことさえわからない
5150
出典: 5150/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
主人公には大事にしている人がいるようです。
それは「その手離さないから」というフレーズから分かりますね。
ちなみにその人物は歌詞に登場しません。
もしかしたら主人公が自分に言い聞かせているのかもしれません。
「弱い」主人公と「強い」主人公。
主人公の心の中で二人がせめぎ合っているのかもしれませんね。
2番Aメロ
5!急に儚くなって
1!人がうんざりだって
5!消えてなくなりゃいいって
0!思うことすら怖くて
出典: 5150/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
本来「弱い」はずの自分。
それがときに狂暴になるときがある。
他人と関わるのがうっとうしくなり、やがては「人間嫌い」になっていく主人公。
しかし、そう感じる自分を抑止しようとしているもう一人の自分がいることを、主人公は分かっています。
3番サビ
あとどれくらいの道が
待っていたとしても
このまま諦めはしないよ
あとどれくらいの人が
待っていたとしても
その手は離さないから
果てしない闇を壊して
5150
出典: 5150/作詞:山中拓也 作曲:山中拓也
主人公の「弱さ」と「強さ」。
はたしてどちらが勝つのでしょうか?
ここで主人公は、「弱さ」という「闇」を壊そうとしていますね。
主人公はもう少しで「弱い」自分から脱却しそうです。