「アイデンティティクライシス」の収録曲!
茨城出身のシンガーソングライター、Karin.さん。
2019年8月7日にリリースした1stアルバム「アイデンティティクライシス」は、同年代の心を掴む楽曲が数多く収録されています。
今回はそんなアルバムの収録曲である「青春脱衣所」の魅力について紹介していきましょう。
「青春脱衣所」は、切ない恋の終わりを描いた失恋ソングです。
当時この曲を作った時のKarin.さんの年齢は18歳。
大人でもなければ子供でもない、ティーンならではの気持ちを正直に描いた歌詞は多くの人の共感を得ています。
10代ならではの感情を表現!エモいMVをチェック!
「青春脱衣所」の歌詞の解説する前に、MVについても簡単に紹介していきましょう。
このMVの監督を務めたのは三代史子さん。
Karin.さんの楽曲「愛を叫んでみた」のMVも手掛けている監督です。
「青春脱衣所」のMVでは三代史子さん自身が撮影した写真や映像を使用しており、レトロな雰囲気が特徴的になっています。
また、主人公のカップル役にはKarin.さんと同年代の役者さんが出演しており、10代ならではの感情を表現しているのです。
切ないけれど見入ってしまうエモい映像は10代だけでなく、多くの人の心に刺さるのではないでしょうか。
「青春脱衣所」のMVはYouTube上でも公開されているので、ぜひチェックしてみてください。
なぜずっと無理をしていたの?歌詞の意味を解説!
それではここからは「青春脱衣所」の歌詞の意味について紐解いていきましょう。
この歌詞には「無理して~」という単語がとにかくたくさん登場します。
一体この主人公はなぜここまで無理をしてまで恋人と付き合い続けていたのか。
どのような感情を抱きながら、恋人と時間を過ごしていたのか。
歌詞を紹介しながら、私自身の解釈も交えて解説していきます。
1番の歌詞
恋人との会話を退屈に感じている主人公
無理して笑ってた
君のつまらない話
無理して喋ってた
無言の通話の中
出典: 青春脱衣所/作詞:Karin. 作曲:Karin.
冒頭から「無理して~」という言葉が登場していますね。
主人公は恋人との会話を楽しんではおらず、むしろ退屈に感じていました。
でも、つまらないと感じている気持ちを恋人に悟られないために、わざと笑っていたのでしょう。
本当は恋人との会話なんて今すぐやめてもいいと感じている主人公。
そのため、恋人と通話をしていても"無言の時間"ができてしまうのだと思います。
しかし、あまりにも無言の時間が長く続くと、自分の気持ちを恋人に悟られてしまうので、無理に話題を作って喋っているのです。
恋人としてはもう見られないけど…
無理して付き合ってた
君を裏切りたくなくて
無理していたかった
自分が許せなくて
出典: 青春脱衣所/作詞:Karin. 作曲:Karin.
主人公は恋人のことを心から愛してるわけではなく、無理に付き合っていました。
恐らくですが、付き合い始めた頃はこの主人公と恋人は相思相愛で、仲の良いカップルだったのでしょう。
しかし、時間の経過とともに、恋人に対する主人公の愛情は薄れていったのだと思われます。
だからといって、この恋人を簡単に捨てるような真似はできなかった主人公。
この歌詞で登場する「裏切り」とは、恋人を捨てることを指しているのでしょう。
恋人として見ることはできなくなってしまったけど、情はあったのだと思います。
苦悩や葛藤と戦いながら…
この醜い世界で この小さな街で
大切にできなくてごめんね
もう会うこともないね もう何も残らないね
君は嘘をついたんだ
出典: 青春脱衣所/作詞:Karin. 作曲:Karin.