CMソングとしてもお馴染み「ほほえみの咲く場所」

AAA【ほほえみの咲く場所】歌詞の意味を解釈!枯れた花はどうすれば咲く?主人公が見つけた生き方とは…の画像

AAAの35枚目シングル曲「ほほえみの咲く場所」は、2013年1月にリリースされました。

穏やかな曲調に自然と笑顔がこぼれる名曲として、長くファンの心をつかんでいます。

この曲はメンバー西島隆弘出演のCMで使用され、親子の「絆」を心に焼き付けました。

恋愛ソングと思いきや、歌の中には様々な「愛」が詰め込まれていたのです。

人生に迷った時に、そっと背中を押してくれるのが「ほほえみの咲く場所」なのでしょう。

歌の出だしからジーンと来る

僕が歩んできた足音を聞いて欲しい

ほほえみの咲く場所
いつの日か聴かせたい僕だけの歌
交わす言葉や見せる笑顔の
ひとつひとつが歌になる

出典: ほほえみの咲く場所/作詞:Yusuke Toriumi Rap詞:Mitsuhiro Hidaka 作曲: Tetsuy_Komuro

Nissyこと西島隆弘の冒頭の歌い出しから、強いメッセージを投げかける歌詞

今自分が生きていることを大切にしていたい、という想いが詰まっています。

今何気なくしている会話や笑顔、当たり前のことが未来では特別なことになっている。

特別なことをしなくても、毎日を過ごす日常は大切な思い出になるのです。

日々をなんとなく過ごすのは、もったいない気がします。

ちょっとした会話や出会い、嬉しかったこと、生きていること全てに感謝したくなります。

大人になって気が付くこと

大人ぶったふりで遠ざかる時もあったね
わがままなところは今でもなおらない
だけどどんな時も
いつでも見守ってくれた
その大きな優しさにようやく気がつく

出典: ほほえみの咲く場所/作詞:Yusuke Toriumi Rap詞:Mitsuhiro Hidaka 作曲: Tetsuy_Komuro

その時その時を人は生きています。

10代、20代、30代と時を経て過去の自分を振り返ることもあるでしょう。

側にいすぎて、見えていなかったこともあるものです。

家族の優しさなどは、まさに離れてから気が付くもの。

本当の寂しさを知ると、人の優しさが見えてきます。

辛いことを幾度か乗り越えて、人の優しさに気が付いた自分。

そして、今でも「わがまま」であると自分を客観的に語っています。

「僕」は今ほほえみの咲く場所に立ち、語り掛けているのです。

花が枯れても再び咲かせればいい

花は誰しも枯れる時がある

一人で痛みを抱けば
微笑みの花また枯れた
傷つきたい人などいない
痛みは痛みじゃ消せない

出典: ほほえみの咲く場所/作詞:Yusuke Toriumi Rap詞:Mitsuhiro Hidaka 作曲: Tetsuy_Komuro

人は誰しも上手くいかず、ひとりで悩むことがあります。

いくらもがいても、自分じゃどうすることが出来ないこともあります。

そんな時、ほほえみの花が枯れてしまうのは仕方のないことなのかもしれません。

ここで注目したいのは花が「また枯れた」と表現している点です。

生きていくことは簡単なことではなく、何度も挫折を味わうことを示唆しています。

AAAは2005年に結成され、当初はよく喧嘩をしたりもしたそうです。

彼ら自身も、ほほえみの花が枯れるような大変な時期を経てきた。

だからこそ、この歌詞が心に響いてくるのではないでしょうか。

涙で種を育てよう

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抱えきれない哀しみは
涙にして流せば良いさ
その雨で微笑みの種
芽を出せば後は花咲かすだけ
その花を抱き共に笑おう

出典: ほほえみの咲く場所/作詞:Yusuke Toriumi Rap詞:Mitsuhiro Hidaka 作曲: Tetsuy_Komuro