「バクチ・ダンサー」のリリースから3ヶ月後の7月に発売された、シングルA面集です。
12曲収録で最後の2曲はボーナストラックとなっており、バクチ・ダンサーは実質「トリ」の10曲目。
「銀魂BEST2」
アニメ「銀魂」に使用される楽曲は、ただの「アニソン」では括れない音楽性の高い曲ばかり。
そうした曲を集めて作られたコンピレーションアルバムの2枚目に「バクチ・ダンサー」が収録されています。
全17曲のうちの殿(しんがり)をつとめています。
DOESと銀魂の関係
今回取り上げるDOESの大ヒット曲「バクチ・ダンサー」。
「劇場版銀魂」の主題歌として起用されるとともに、アニメ「よりぬき銀魂さん」のオープニングにもなりました。
「劇場版銀魂 新訳紅桜篇」の予告動画をご紹介しますが、「バクチ・ダンサー」は流れません!
彼らのバトルシーンの背後に「バクチ・ダンサー」が流れているのを想像してください。
魚には白ワイン、前菜にはスパークリング、銀魂にはDOES!最高の取り合わせなのです!
DOESは銀魂とともに階段をのぼってきた
そして2010年4月に発売された「バクチ・ダンサー」はオリコン週間チャート3位を記録しました。
それだけにとどまらず、同年の年間トップ100にも仲間入り。
「バクチ・ダンサー」はDOES10年の歴史で最大のヒットを飛ばした1曲なのです。
DOESの楽曲と銀魂がなぜマッチするのか
「バクチ・ダンサー」は、映画の雰囲気を聞いてから曲を作ったそうです。
おそらくその他の起用曲は、DOESが銀魂という作品を知っている上で作っているのでしょう。
主題歌に起用された曲は「銀魂」という作品を象徴するようなものが詰まっています。
「もの」と記載する以外方法がないぐらい、あらゆる部分がマッチしているのです。
作品を意識して作っているのなら、歌詞や雰囲気がマッチするのは当然のことですよね。
しかし、声、旋律、演奏はどうでしょうか。特に挙げたいのはボーカル・氏原わたるの声や歌い方。
バック演奏には骨太ロック感がありますが、氏原わたるの声はどこかアンニュイで脱力感が混ざっています。
強いのに、優しい。芯があるのに、柔らかい。
ここまでくれば銀魂ファンならお分かりでしょう。
作中の主人公「坂田銀時」の人間性を表すような歌い方なのです。
だからこそ、DOESと銀魂の歯車はしっかり噛みあい、回り続けるのでしょう。
「バクチ・ダンサー」のPVでDOESが江戸に?
「バクチ・ダンサー」のMVでDOESのメンバーが演奏している場所。
1つはきらびやかな装飾がされた部屋。もう1つは街並みです。
この街は「銀魂」の舞台・江戸と思われます。江戸の象徴「ターミナル」が見えたので間違いないでしょう。
刀や和傘、着物に似た出で立ちでダンスをする女性。
和なのか洋なのかはっきりしない部分も、作品を反映しています。