【パンダヒーロー/ハチ】テンポのいいリズムがやみつきになる？！歌詞の意味を徹底紹介！コードあり♪

今や全世代から支持されるまでになった米津玄師さん。

彼はメジャーデビューをする前、すでにネット界隈では有名なボカロP“ハチ”として活躍していました。

彼の作ったボカロ曲には公開3日にしてニコニコ動画の殿堂入りを果たした「結ンデ開イテ羅刹ト骸」や今もYouTubeでの再生数を伸ばす「マトリョシカ」などがあります。

ここからは今回の記事の本題である「パンダヒーロー」についての基本情報をお伝えしていきます。

「パンダヒーロー」は米津玄師さんが“ハチ”名義で自主制作したアルバム『OFFICIAL ORANGE』に収録されている楽曲です。

このアルバムは2010年11月にリリースされたアルバムで、「沙上の夢喰い少女」や「マトリョシカ」など今も人気の楽曲が多く含まれています。

このアルバムに収録された後の、2011年1月23日、アルバムのものとはアレンジの異なる「パンダヒーロー」がニコニコ動画で公開されました。

3日で殿堂入りした「結ンデ開イテ羅刹ト骸」以上に速い30時間16分というスピードでの殿堂入りとなりました。

「パンダヒーロー」の基本情報を押さえたところで、ここからは実際に「パンダヒーロー」をチェックしてみてもらいたいと思います。

ハチ＝米津玄師さんは自身のイラストを使ったMVを制作することが多く、ボカロPの時はそのほとんどが自作アニメなどで作られていました。

彼の名を一躍有名にした「結ンデ開イテ羅刹ト骸」のMVも、実は彼自身がマウスで描いたイラストとなっています。

他にも「リンネ」や「ドーナツホール」のMVなどは、彼自身が描いたMVとして動画も非常に人気となりました。

また、上記で紹介したアルバム『OFFICIAL ORANGE』。

あちらのジャケットに関しても、彼が自分でデザインしたものとなっています。

今回の「パンダヒーロー」もイラストなどは米津さん本人が描かれたものです。

本当に多才な人ですよね。

その話題の彼自身のイラストで制作されたMVがこちら。

ボカロ曲だけあってスピード感のある打ち込みがクセになりそうな作品ですよね。

彼のボカロ曲はミクが歌っているものも多いのですが、今回の歌い手はGUMIでした。

また、彼はボカロ曲として発表したものを後にセルフカバーすることもあります。

この時は米津玄師として楽曲を歌っていますね。

例えば「ドーナツホール」や「砂の惑星（原曲：砂上の夢喰い少女）」などがセルフカバーとして歌われています。

ここからは意味深なパンダヒーローの歌詞をコードと一緒にご紹介します。

コードはここでご紹介する以外の組み合わせもあるので、色々な進行を試して自分だけの弾き方を見つけても良いですね。

この楽曲のテーマとなっているパンダヒーローとは、一体何者なのでしょうか。

子どもたちが憧れるような、悪を退治する正義のヒーロー？それとも…。

隠された彼の正体をぜひ、楽曲の歌詞から予測して頂ければと思います。

冒頭の“廃材にパイプ”というフレーズだけで砂ぼこりが舞う荒廃した街が思い浮かびませんか。

「パンダヒーロー」はハチ本人も“ヒーローの曲”と言っているわりには、一般的なピカピカしたヒーローとは少し違う気がします。

でも荒廃した街に現れてくれるからこそ、ヒーロー感も際立つのかもしれません。

ただパンダヒーローそのものも、一般的な正義のヒーローというよりは、ガキ大将の延長線上に生まれた正義だけじゃないヒーローという感じがします。

例えていうならば雰囲気は、アンパンマンというよりはブラックジャックとでもいいましょうか。

毒を持って毒を制す。悪を知るからこそ悪に立ち向かう事ができる、というような。

シンプルな勧善懲悪の正義のヒーローではないようにも読み取れますね。

大人の皆さんであれば感じたことがあるかもしれませんが、真の悪というのはなかなか一筋縄ではいかない存在です。

そんな一筋縄ではいかない相手を倒すことができるのは、これまた一筋縄ではいかない正義。

そう相場が決まっているものなのかもしれません。

手にしている武器が金属バット、というのもなかなかに野蛮なチョイスです。

パッと見ではどちらかといえば悪役にしか見えない。

ひょっとしたらパンダヒーローは、そんなニヒルな正義の味方なのかもしれませんよ。