1:58~
終わる兆しの無い旅
出典: 銀河高速/作詞:ムツムロアキラ 作曲:ハンブレッダーズ
こちらでも、テンポよく過去の画像が映し出されています。
先ほどと違い1シーンにつき2枚の映像を使っていますね。
思わず一時停止しながら眺めてしまいます。
ずいぶん古い幼少期の画像や、制服を着た学生時代の画像も混じっていますね。
学生時代から共に道を歩んできたハンブレッダーズならではの回想です。
このままでも僕ら大丈夫かな?
出典: 銀河高速/作詞:ムツムロアキラ 作曲:ハンブレッダーズ
ここが潮時かもな
出典: 銀河高速/作詞:ムツムロアキラ 作曲:ハンブレッダーズ
その後のサビでつぶやくように吐かれるこんな歌詞。
個人的には、この言葉の後から始まる吉野さんのギターソロが大好きです。
正式メンバーを脱退した吉野さんの心を反映しているような、悲しくも力強い音色が響きます。
綴られた歌詞
それでは最後に、MVの演出を踏まえながら、歌詞に焦点を当てて見てみましょう!
何処までも行けると思った夜だった
出典: 銀河高速/作詞:ムツムロアキラ 作曲:ハンブレッダーズ
そんな歌い出しから始まるこの曲は、過度な比喩に溺れるでもなく、ただただシンプルな歌詞を紡いでいきます。
ですが、そこには明確な生活があります。
MVには幾度となくメンバーがご飯を食べている姿が登場しますね。
これらも、生活を感じさせる演出のひとつではないでしょうか。
実直なリアル
君を主役にするBGMを 不甲斐ないなりに歌いたいんだ
出典: 銀河高速/作詞:ムツムロアキラ 作曲:ハンブレッダーズ
この曲中で歌われているのは「情けない」とか「どうしようもない」といった弱弱しい感情です。
それでも歌いたいという原動力は、この曲を通して一番伝えたいメッセージではないでしょうか。
作中に登場する、ムツムロアキラさんがマイクの前で歌う映像はとても印象的。
まるで、画面のこちら側にまで伝えようとしてくるようです。
つたない音と言葉 書き鳴らして
出典: 銀河高速/作詞:ムツムロアキラ 作曲:ハンブレッダーズ
売れたいならHIPHOPの要素も入れなきゃダメだよね、と考えつつも、実直にロックやフォークのソウルをかき鳴らす。
いわゆる「カッコイイ」歌詞には終結せず、リアルな生活を描いています。
冒頭に登場する、楽器屋の1シーンを切り取った動画やライブハウスで遊ぶシーン。
流行に流されず、自分たちがやりたいロックンロールをやるんだという気持ちを感じます。
カッコつけずに、商業的でなく、自分たちのやりたいことを形にしていくという意思表明のようですね。
その姿勢に感動し、勇気をもらい、いつの間にか自己の生活への原動力に変わっていきます。