【光りの街/Dragon Ash】歌詞の意味を解説！失望を越えて見えた景色…私たちにも希望をくれる

被災した時、自分が大人であればなんとか過去の経験を活かし、生き延びるすべを見つられます。

しかし、子供はそのすべを自力で見つけることができません。

何も知らず、何もわからないからこそ「喜び」を望むことができます。

大人が耐えられないような苦しみの中も、子供はただひたすらに「楽しい事」を追い求めます。

それが「幸せ」へと導いてくれるのかもしれません。

そして、未来をつくるのも子供達です。

光り輝く街を作り上げてくれるのは子供達。

どんなに辛く苦しい事が続いても、子供の様に希望を持ち「明日」を望める気持ちを持ちたいと考えさせられました。

恐らく、この「光りの街」を作詞した時、Kjさんも子供の笑顔に助けられたのかもしれませんね。

自分の周りの人に心配をかけないよう、大人は笑顔を取り繕います。

それは自分自身の本当の感情ではありません。

未来に対しての不安や、また同じ様な恐怖が襲い掛かるかもしれないという不安な気持ち。

この感情をこらえて、笑顔を作り続けることはできません。

必ずいつかその感情達が表へ出てしまう時が来るでしょう。

それでも、必死にとりつくろい自分自身を落ち着かせようとするのもまた大人なのかもしれません。

願っても叶わないとわかっていること。

それでもほんの少しでも「奇跡」を信じてしまう。

「希望」という感情は、「奇跡」をも願ってしまう事ができます。

「華やいだ季節」それは、みんなが笑顔で楽しかった時の事でしょう。

震災が起こったのは春の初めでした。

桜がこれから咲こうとしている時、人々の笑顔を奪い去っていきました。

これから毎年、その季節になると思い出し悲しみに包まれてしまう方もいます。

悲しみの無い、楽しかった季節をまた過ごしたくてもそれが叶わない。

それでも、いつかそんな季節を過ごせる時が来るかもしれないと願っているのでしょう。

来ないかもしれないと思っていても、願い続けることに意味があるのかもしれませんね。

どんなに辛い事があっても「今日」という一日は止められません。

そうやってどんどん色んな月日を過ごし、未来へ向かっていきます。

「明日」は何をしなくてもやってくるでしょう。

しかし、悲しみに暮れ希望を失っていたら「明日」を迎える事が「恐怖」に変わるのかもしれません。

その恐怖に勝てず、自ら命を終わらせる。

そんな事が無いように、人は自然と何かを望みながら過ごしています。

そう、明日へ生きていくためには何かを望む事が必要なのかもしれません。

それはとても簡単な事でいいのではないでしょうか。

「おいしいごはんが食べたい」とか、「好きな音楽を聴きたい」とか…。

ちょっとした「望み」を感じることで、明日への希望に変わるのかもしれませんね。

震災復興の為、東北のライブハウスを盛り上げる為に行なわれたプロジェクト。

”東北ライブハウス大作戦”

その拠点である、石巻市のライブハウス「石巻Blue Resistance」で行われたライブ映像が収録されています。

このライブでは「復興」をでかでかと掲げるわけでは無く、通常のライブを楽しんでもらう内容で行われました。

今では、手に入りにくいCDかもしれませんがどこかで出会う事があればぜひ手にとって欲しい1枚です。

今回紹介した「光りの街」はアルバム「MAJESTIC」に収録されています。

「MAJESTIC」には他にもシングル曲として、限定配信であった「Mix It Up」や「Beside You」も収録。

Dragon Ashのバンドデビュー20周年記念作品でもある重要な一枚です。

Dragon Ashの「光りの街」について紹介しました。

絶望の中に見えた一筋の光、聞き手に希望を与えてくれる歌詞に勇気をもらえましたね。

Dragon Ashには他にも素敵な曲が沢山あります。

OTOKAKEにはDragon Ashの他の曲を紹介して記事がありますので是非ご覧になってくださいね！