鬼束ちひろが新作を発表!

鬼束ちひろといえば、良くも悪くも激しさが感じられるアーティストではないでしょうか。

幼い頃から音楽に親しみ、喧嘩が絶えないのに仲が良い……そんな、絆が強い家庭で育ちました。

感情の激しさは、曲調にも表れています。それは鬼束ちひろ自身の心象風景でもあるのでしょう。

20歳頃までは「曲は詞の風景」と語り、自らの存在価値や葛藤、愛憎など自らの内面を掘り起し、或いは溢れ出す感情を書き連ねる。ストーリー性のある詞も初期からあったという。月光がブレイクし多忙になった後も、映画、ドラマ、ゲーム等タイアップの仕事から与えられたテーマから触発されて曲を量産し続けた。キャリアを重ねると共に、初期衝動的な方法から妄想、俯瞰視を経て、よりストーリー性重視へと変容していった。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/鬼束ちひろ

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「ヒナギク」の花言葉

ヒナギク(雛菊)はヨーロッパ原産の可憐な花で、白・赤・ピンクの花と黄色い中心部で構成されます。

英語名の「デイジー」と言ったほうがわかりやすいかもしれませんね。

かわいらしいヒナギクですが、なぜ鬼束ちひろ新曲のタイトルとなったのでしょうか?

ヒナギクの花言葉は、純潔・美です。気高くて、清純な愛に包まれるイメージですね。

ところが、鬼束ちひろの「ヒナギク」はそんな生易しい内容ではありません。

むしろ、愛することが叶わないなら、清い身を世界とともに焦がしてしまいたいという情念を感じます。

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鬼束ちひろ「ヒナギク」MVをチェック

この鬼束ちひろの「ヒナギク」の世界観、言葉だけで説明するのはなかなか難しいものがあります。

まずはYouTubeにアップされた公式MVをご覧ください。

暗く神秘的な場所で、黒い服を着て「ヒナギク」に囲まれる鬼束ちひろ。

花の絨毯に横たわり、目を開けて、ゆっくりと歌い始めます。

彼女が身振りを交えながら歌うと、炎がゆらめく様子も見ることができますね。

光が差すかのようにあたりが明るくなることはあるものの、鬼束ちひろのほかに人の姿は見当たりません。

それはまるで、彼女の孤独を「ヒナギク」に重ね合わせているかのようです。

特報スポット映像・トレーラー

MVとは別に公開された「特報スポット映像」も見てみましょう。

続いて「ヒナギク」のトレーラーです。

トレーラーには、カップリング曲「Twilight Dreams」と、「ヒナギク」のMVとは別の場面が収録されています。

激しく燃える炎から、「ヒナギク」に込められたメッセージを窺い知ることができるでしょうか。

「ヒナギク」の歌詞

続いて、「ヒナギク」の歌詞を、最初の部分だけご紹介します。

行きたい
踏み外す道さえも
ただ追い掛けて行きたい
触れれば
淡く舞う口づけも
ただ連れ去って行きたい

足りない情熱が
心に傷をと責め立てる
貴方は蝶になれぬ羽根
蛹の涙が落ちる

風よ煽り立てるがままに
私を迷子にさせないで
一縷に覚める夢かのように
楽園に火をつけて
愛は今も燃え続くヒナギク
運命色の花びら
運命色の花びら

出典: ヒナギク/作詞:鬼束ちひろ 作曲:鬼束ちひろ