「はなわ」って歌手?芸人?
「はなわ」が泣ける歌を…
突然ですが、「はなわ」ってシンガーソングライターだと思われますか?それとも芸人だと思われますか?
自ら弾くギターに合わせて自作の歌を歌ってる姿はシンガーソングライターそのものですが、ぷっと笑ってしまうような歌詞がたくさんあります。(ほとんどかな?)
また、頭のてっぺんに角?タワー?のようなものが乗っかっているところをみると芸人のようにも思えます。
どちらにしても人を喜ばせたり、笑わせたりすることが好きなんだろうなって思います。
ところが、そんな「はなわ」が聴く人の涙を誘う歌を出したというのですから驚きです。
自分のではなく、奥さんの父親のことを歌ったタイトル「お義父さん」
気になる歌詞を追ってみたいと思います。
まずは「はなわ」について紹介します。
1976年7月20日、埼玉県春日部市で生まれる。
本名:塙 尚輝(はなわ なおき) 血液型:O型
ピン芸人
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%82%8F
ピン芸人だった
「エッー!?はなわって佐賀県出身じゃなかったの?」と思った人も多いのではないでしょうか。
確かに「佐賀県」を題材とした歌を歌っていたこともありましたよね。
どうやら生まれたのは「埼玉県」であるけれども、どこかで「佐賀県」に引っ越しをしたのでしょう。
それから…。やはりピン芸人だったのですね。
そういえば漫才コンビ「ナイツ」の1人は「はなわ」の弟でしたね。兄弟そろって芸人だということになります。
いわれてみれば何となく顔が似ているような気がしませんか?
「お義父さん」
「はなわ」が伝えたかったこと
では、ピン芸人の「はなわ」が作詞・作曲した「お義父さん」とは、どのような歌詞がつけられているのか、少しずつ見ていくことにしましょう。
歌詞付きの動画になっています。
まずは「お義父さん」をじっくりと聴いてください。
いかがでしたか?
いきなりお義父さん宛てに書いた手紙のように思います。
結婚して15年経つことや、子供が3人いること。そして現在の様子などを報告しているような内容であることがわかります。
そして、もう少し聴いていると、息子の柔道の試合で息子と間違って見知らぬハゲたおじさんの頭を叩いてしまう、そんな天然ボケの奥さんを紹介しているような歌詞が出てきます。
「なーんだ、やっぱり芸人さんだったんだ。歌で笑わせようとしてるんだ」
「いや、待てよ。もしかして奥さんの天然ボケもお義父さんに紹介している」ということは「お義父さんは娘の天然ボケを知らないのだ」
そして、いよいよ歌詞でお義父さんと妻の関係が明らかになります。
そうだったんだ...。お義父さんは娘を置いて出て行ったのか…
お義父さんが家を出たのが、娘が生まれて間もないということなら、もちろん「はなわ」は会ったことがないだろうし、はなわの奥さんもお父さんのことは覚えてはいないでしょうね。
これはちょっと意味の深い内容になってきました。
「はなわ」のお義父さんに対する報告はまだまだ続きます。
お父さんが出て行った後の、子供だった奥さんは教科書を買うお金をお母さんに頂戴と言えなかったことや、お姉ちゃんがグレていたので毎晩部屋で泣いていたことなど。
「お父さんがいたらこんなことは起こらなかったかもしれませんよ」という「はなわ」の本心が込められているように思いますが、その気持ちを実に清々しく表していると思いませんか?
それは大人になってからも一緒で、挙式を望まなかったことなども含め、子供のころから「はなわ」と出逢って子供を授かったこと、全てを上手に歌にしていると思います。
お父さんが出て行ってから色々なことがあったのだけど、奥さんが言った「ただ普通の家庭でいられればいい」なんて、なんだか胸にジ~ンとくるものがあります。
「はなわ」の奥さんは、酔っぱらった時だけ
「あ~父がいなかったから今頑張れてるんだ」と言うそうです。
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%82%8F
娘の成長を知らない父親に対して最後は「素晴らしい娘ですよ」と伝えているようです。
また、会ったことのないお義父さんと一緒にお酒を飲みましょうと誘うことで「お義父さんと奥さんを会わせたい」と思っている「はなわ」の温かい気持ちが伝わってきます。