映画「容疑者Xの献身」のために書き下ろされた楽曲

KOH+【最愛】歌詞の意味を独自解釈!「愛さなくていいから」と言える心に感動…垣間見える後悔も切ないの画像

ドラマガリレオ」をきっかけに結成されたグループ、KOH+

KOH+のメンバー福山雅治さんと柴咲コウさんは「ガリレオ」シリーズに出演しています。

そして今回紹介する楽曲最愛」も「ガリレオ」のために書き下ろされた楽曲です。

「最愛」が起用されているのは、劇場版の「容疑者Xの献身」という映画

映画の中で描かれているのは、スリルあり感動ありなミステリーです。

そして、あまりにも切なすぎる恋物語も描かれています。

「最愛」は、その"切なすぎる恋物語"にフォーカスを当てたラブソング

詳しく書くと映画のネタバレになるので控えますが、映画とリンクした歌詞が特徴的です。

「最愛」は切ないけど心温まるバラード

「最愛」はゆったりとしたバラード調の作品になっています。

繊細なストリングスやギターの音色に溶け合うような柴咲コウさんの優しい歌声は必聴!

切ないけれど心温まる雰囲気の楽曲に仕上がっています。

柔らかなバラードで心を癒したい時。

大好きな人とお別れをして思いっきり泣きたい時。

この曲を聴けばきっと心が癒されますよ。

YouTubeには「最愛」のPVもアップされているので、以下から聴いてみてはいかがでしょうか。

KOH+の「最愛」のPVは、最初から最後までずっとモノクロの映像が続きます。

柴咲コウさんと福山雅治さんを映しているシンプルな展開が特徴の映像作品です。

また、時々カタカナで書かれた歌詞の字幕が現れます。

この演出もなんだか意味深で、いい雰囲気を醸し出しているんですよ♪

ぜひぜひチェックしてみてください。

手の届かない人への恋心…。感動の歌詞を徹底解説!

KOH+【最愛】歌詞の意味を独自解釈!「愛さなくていいから」と言える心に感動…垣間見える後悔も切ないの画像

「最愛」の歌詞の主人公は男性です。

というのも、「最愛」は映画に登場する"ある男性"をイメージした楽曲なのです。

ただしネタバレになってしまうといけないので、今回は若干内容をぼかしながら解説をします。

絶対に手の届かない女性に恋をした主人公。

しかし、女性のことを諦めきれない切ない感情が歌詞に滲み出ています。

主人公にとって女性は一体どのような存在なのか。

恋が成就しないと分かった上で、主人公はどのように振る舞おうとしているのか。

気になるポイントも含め、筆者の解釈を交えながら解説していきます。

1番の歌詞

初めから成就しないと分かっていた恋

夢のような人だから
夢のように消えるのです
その定めを知りながら
捲られてきた季節のぺ―ジ

出典: 最愛/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治

主人公にとって、この女性は「夢のような人」といっていますね。

つまり、現実の生活では一緒にいることができない相手なのです。

そして「夢のように消える」ともいっています。

この一言から、本来であれば出会うことすらなかった相手なのだということが読み取れます。

主人公と相手の女性は、住む世界が違いすぎるのです。

そんな切なくて残酷な状況の中にいることが伝わってくる歌詞ですね。

主人公は女性と出会った時から心惹かれてはいたものの、恋は成就しないと分かっていました。

でも、潔く女性のことを諦めることができなかったのです。

「捲られてきた季節のぺ―ジ」とは、女性と一緒にいくつかの季節を過ごしたことを示しています。

いつか別れが来ると分かっていながら、女性とひと時の楽しい時間を過ごす。

想像するだけで、冒頭から泣けてくる歌詞ですね…!

好きな気持ちが溢れて止まらない…

落ちては溶ける粉雪みたい
止まらない想い

出典: 最愛/作詞:福山雅治 作曲:福山雅治

主人公の抱えている恋心は溢れ出す一方です。

好きな気持ちが溢れるたびに忘れようと努力する。

それでも、また次から次へと想いが出てきてしまうのです。

そんなエンドレスな状態を「粉雪」に例えたロマンチックな歌詞ですね。

誰かのことが好きでたまらない気持ち。

早く忘れたいのにいつの間にか思い出してしまうあの感情。

あなたも身に覚えがありませんか?

ここの部分に関しては、特に共感できる人が多いのではないかと思います。

「愛さなくていいから」に込められた意味とは