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自分らしく生きる人生
Ah Ah 長いレールの上を歩く旅路だ
風に吹かれバランスを取りながら
Ah Ah "答え"なんてどこにも見当たらないけど
それでいいさ流れるまま進もう
出典: 【es】~Theme of es~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
この旅は人生の旅のことですね。
様々な横やりや困難がある中で何とか精神バランスを保ちながら歩んでいきます。
そして人生「答え」なんて誰も見つけられないですよね。
きっと死ぬその時まで分からないのでしょう。
手にしたものを失う怖さに
縛られるくらいなら勲章などいらない
出典: 【es】~Theme of es~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
桜井和寿はこの時ですでに歌手として大成功を収めています。
手にしたものとは成功のことでしょう。
成功者としての人生、生活を失うのが怖くなるのはCDセールス記録や数々の受賞といった名誉(=勲章)があるから。
それによって自分らしくいられないのであれば、そういった名誉はいらないということだと思います。
何が起きても変じゃないそんな時代さ覚悟はできてる
よろこびに触れたくて明日へ僕を走らせる"es"
出典: 【es】~Theme of es~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
前述通りこの曲がリリースされた頃は日本社会も混沌としていた頃。
成功を収めている彼らも何があるかわかりません。
それでも人生を突き進んでいくのは「es」(=無意識の衝動)があるから。
自分らしく生きていきたいという思いではないでしょうか。
愛情という欲求
Ah Ah 自分の弱さをまだ認められずに
恋にすがり 傷つけるたびに思う
"愛とはつまり幻想なんだよ"と
言い切っちまったほうがラクになれるかもなんてね
甘えや嫉妬やズルさを抱えながら誰もが生きてる
それでも人が好きだよそして あなたを愛してる
出典: 【es】~Theme of es~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
人は皆弱く、幻想でもいいから何かにすがらないと強く生きていけない。
愛情というのは無意識の中ではぐくまれるもの。
そしてそれは甘え、嫉妬、ズルさなど様々な感情を生み出します。
でも人が好きで愛する人がいるということは、本能のままに自分らしくあるために愛情は必要だと彼は考えてるのだと推測します。
Oh なんてヒューマン
裸になってさ 君と向き合っていたい Fu
栄光も成功も地位や名誉も
たいしてさ 意味ないじゃん
出典: 【es】~Theme of es~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
人間として生きていく上で本能が働いてしまうのは当然のこと。
そしてそこにはきらびやかな成功は全く意味がなくと言ってますね。
今ここにいる自分をきっと誰もが信じてたいのさ
過ぎた日々に別れを告げて君は歩きだす
何が起きても変じゃない そんな時代さ覚悟はできてる
よろこびに触れたくて明日へ 僕を走らせてくれ
僕の中にある"es"
出典: 【es】~Theme of es~/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿
この曲全体を通して感じるのが、人が人らしく生きていく上で大事なのは「es」の部分であると思います。
自我や超自我が働きすぎると体裁や名誉にとらわれ過ぎて、自分らしく生きていけないのではないでしょうか。
この曲は人生において何が大切なのか、当時様々な葛藤を抱えていた桜井和寿自身にも問いているのではないかと推測しますがいかがでしょうか。
まとめ
Mr.Childrenは来年で結成30周年を迎えます。
彼らの長いキャリアの中で作られた多くの楽曲はその時の彼らの年齢や精神状態、時代背景が反映されているように思います。
年代ごとに歌詞を見ていると彼らが歩んでいる長い「旅路」がわかります。
攻撃的であったり、ネガティブだったり、痛烈な風刺をしたり、前向きであったり……。
皆さんも自身の旅路の岐路に立ったり路頭に迷うことがあれば、Mr.Childrenの曲を聞いてみるといいと思います。
彼らも同じように悩んだり迷ったり落ち込んだりしていたことがわかるかと思います。
彼らの楽曲はそういった意味でもいつまでも色褪せないものばかりです。
この【es】~Theme of es~も迷っている心の琴線に触れる曲になるものだと思います。
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