アルバムに収録された「夜を駆ける」
「夜を駆ける」はスピッツの通算10作目のオリジナルアルバム「三日月ロック」に収録されている楽曲です。
「三日月ロック」は2002年9月11日にリリースされました。
タイトルはレコーディングを行ったスタジオが「CRESCENTE STUDIO」から由来しているそうです。
「CRESCENTE」が三日月という意味で、さらに三日月にロックをつけてインパクトを与えたとのこと。
また、アメリカ同時多発テロのちょうど1年後にアルバムは発売されましたが、草野は「このアルバムは911テロに影響を受けた」と語っています。
収録曲
1、夜を駆ける
2、水色のまち
3、さわって・変わって
4、ミカンズのテーマ
5、ババロア
6、ローテク・ロマンティカ
7、ハネモノ
8、海を見に行こう
9、エスカルゴ
10、遥か
11、ガーベラ
12、旅の途中
13、けもの道
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/三日月ロック
「三日月ロック」に収録されている楽曲を簡単にご紹介します。
1、スピッツのファンが選ぶ名曲。夜が明けていく、何かが始まろうとしているような楽曲。アニメ「ハチミツとクローバー」の挿入歌。
2、シングルとしての発売予定はなかったが、先行シングルとして「ハネモノ」として同時発売されました。「会いたくて」という気持ちがひしひし伝わってくる楽曲です。
3、初めて亀田誠治(東京事変の元メンバー・ベーシスト)と組んでレコーディングしたシングル曲。シングル化される前にライブでお披露目されたそうです。明るいバンドサウンドとエロティックな歌詞が特徴的。
4、もしも新しくバンド名を付けるとしたら、と架空のバンド「ミカンズ」を設定したテーマソングなんだそうです。
5、スピッツの初ダンスビート。全編にわたってドラムが打ち込みで制作されています。
6、このアルバム制作の最後に作られた曲。アルバム全体を引き締める意味で作られた楽曲です。
7、カルピスのCMソングとして起用され、先行シングルにもなりました。
8、JR東日本のキャンペーンソングに使われました。曲中では「海へバスで行こう」と歌っています。チェンバロが印象的な、アコースティック全開な楽曲になっています。
9、激しいドラム連打から始まるカッコイイ楽曲です。草野は、ドラえもんに登場するひみつの道具「デンデンハウス」をイメージしているそうです。
10、ドラマ「Love Story」の主題歌として2001年5月にリリースされたシングル。イントロにギターを追加でリミックスしています。他にもシングルではライン録りされたベースの音色は、ベース用アンプでリアンプされています。
11、25枚目のシングル「さわって・変わって」のカップリング曲。亀田誠治と初めてのセッションで思い出深い楽曲だそうです。
12、アルバムを締めくくる、まとめ役の曲。「バンドとしてもまだ旅の途中」という思いも込められています。
13、イオン・エフティ資生堂「happy face」CMソング。応援歌的な曲になっています。
アニメ「ハチミツとクローバー」の挿入歌
ストーリーについて
「ハチミツとクローバー」はどんな作品なのかというと。
美術大学を舞台にした「青春群像劇」をハイテンションなエピソードや静かな感動シーンを通じて、恋愛模様や自分の才能や生き方について迷う若者たちの姿を描いています。
原作ではモデルとなっている武蔵野美術大学の建物の描写がリアルに再現されています。
主人公・竹本祐太は桜の木の下で見知らぬ少女と出会い、一目惚れします。その少女が、花本はぐみ(本作のヒロイン)で、同じ美術大学の女の子です。
はぐみは人見知りが激しく口数も少ないが、彼女が作り出す作品は見る者を惹きつける圧倒的な才能に溢れていました。
その後、祐太とはぐみを含めた男女5人が同じ研究室に集うようになり、それぞれの恋心を胸に抱きながら、深い絆で結ばれていくストーリーです。
アニメの挿入歌になっている「夜を駆ける」
アニメの挿入歌はスピッツとスガシカオの楽曲が多く採用されたそうです。
ちなみにタイトルの「ハチミツ」はスピッツの同名「ハチミツ」から取られたそうです。
そんな「ハチミツとクローバー」の挿入歌に採用された「夜を駆ける」は、「三日月ロック」の中で一番好きというファンが多いそうです。