SWAY（DOBERMAN INFINITY）【MANZANA】歌詞を解釈！禁断の愛に未来はある？

禁断の果実によってアダムとイブは様々な感情を手に入れたとされます。

それは羞恥心、怒り、悲しみ、そして嫉妬です。

一般的に男性は過去の恋愛を引きずりやすいといわれています。

好きになった人が過去に付き合ったのはどんな人だろう...。

どんな恋愛をしてきたのだろう...様々な想像の末、見えない相手に嫉妬心を抱いてしまうのです。

しかし本当に惹かれ合った2人にとってその嫉妬心でさえ恋を燃え上がらすスパイスになるのでしょう。

そもそも人はなぜ人は恋に落ちるのでしょう？

世界には70億人もの人が存在します。

その中のたった1人に対して抱く愛おしいという感情。

きっと理由なんてないのでしょう。

僕らは目が合った瞬間に惹かれ合った。

2人にとってそれで充分なのです。

もしかしたら好きになってはいけない人に恋をしてしまうかもしれません。

しかし恋心は理屈で割り切れるものではありません。

神様は意地悪な魔法をかけてくれたものです。

あの時赤い果実を齧ってしまったから...。

恋は人に様々な試練を与えます。

嫉妬、猜疑心、執着、誘惑などあらゆる試練を乗り越えた時。

恋は愛という崇高な存在に生まれ変わります。

禁断の果実を齧ることは人が成長するための通過儀礼なのかもしれません。

恋に落ちてしまった2人にとって言葉はさほど重要ではないのでしょう。

もしかしたら女性にはあまり話したくない過去があるのかもしれません。

大丈夫、僕らはすっと一緒だよ。

2人一緒ならどんな苦難も乗り越えられる。

そっと唇を重ねる2人。

涙が溢れ出します。

運命の人と出会ったことで再び禁断の果実を齧る2人。

2人のくちづけは甘い蜜の味がするのでしょう。

作詞作曲を他者に委ねるというコンセプトで制作された『MANZANA』。

SWAYが唯一こだわってアイディアを出したのが上のスパニッシュでのライミングです。

レゲトンというラテンのリズム全開のトラックに乗せる情熱的な言葉はやはりラテン圏の言語。

• “tiempo＝時間”
• “corriendo＝流れ※correrの現在形”
• “conocimiento＝知恵”
• “salud!＝乾杯！”

つまり2人は夜が明けたらエデンの園を抜け駆け落ちするのです。

不安が残る彼女にSWAYは「これが僕らの運命さ」と勇気づけます。

2人は神の意思さえも無視し知恵を絞ってたくましく生きてゆくことを決めたのです。

禁断の果実を齧ってしまった2人はエデンの園を夜明け前に逃避行を始めました。

ここまで『MANZANA』の歌詞を見てきましたが2人は恋をしてはいけない関係だったのかもしれません。

もしかして不倫・略奪愛のような関係性？

もちろん現代のモラルに照らし合わせば不実な恋は許されないかもしれません。

しかし恋という果実はそれほどに危険なものなのだということ。

同時にDOBERMAN INFINITY、つまりLDHの世界をエデンの園に。

そしてかつてSWAYが憧れたDef Jamからのソロデビューを禁断の果実に例えたのではないでしょうか？

刺激的なサウンド＆歌詞で見事にソロデビューを飾ったSWAYの『MANZANA』。

皆さんはどのように解釈しますか？