【MELROSE ～愛さない約束～/EXILE ATSUSHI】苦しい恋愛を描いた歌詞の意味に迫る！

本当は愛さないはずだった。愛さなければきっと大丈夫、そう願いながらも君と会っていた。

約束を守れない自分が嫌なはずなのに、相手のことも自分のことも許してしまう言い訳を一生懸命考えてしまう。

これは偶然じゃなかったから、仕方がなかったんだ。

けれど、どんなに言い訳を並べても、2人が結ばれないことには変わりありません。

ずっと隠してきた思いが溢れて出てくる。

言っちゃいけないと思っていたこと、言わずに飲みこんでいたこと。

全部全部言ってしまいたい。そう思っているのに、答えを出す勇気だけは出ないのです。

2人に未来がないことは、きっと初めから分かっていたことです。

それでも、この恋は叶うかもしれないという一縷の望みも心の奥底に持っていたのでしょう。

冷静な顔をして何でもないような表情をしても、心の中では行かないでと叫んでいる。

引き止めたくても引き止められない。

自分には引き止める権利すらないと実感してしまって、苦しい思いをまた胸の中にしまい込むのです。

誰に知られる訳でもなく、静かに消えていく自分の思いは、まるで見向きもされない枯葉のよう。

もう君に会えることもない。

この思いを伝えることだってできない。

だから、せめて思い出だけはきれいなままで、自分の都合の良い思い出のままでいさせて欲しい。

君のことだったら何だって覚えているし、メモの一つだって大事な宝物なんだ。

叶わなかった恋はいつまでも胸に残り続け、いつの日か美しい思い出となっていくのでしょう。

決して叶わないと知りながらも、それでも一途に思い続ける。

本当は伝えたかった言葉を言わなかったのは、相手のことを本当に愛していたからなのでしょうね。

こうした叶わない恋の歌をバラードにするとかなり重たく感じるのですが、今作はR&Bなので割とサラッと聴けますね。

重苦しくなりすぎないところも、今作の魅力なのでしょう。

ぜひ歌詞だけでなく、MVの世界観やライブ映像も楽しんでみてくださいね。