強く生きることができる理由

You'll be fine I'll be fine Everything is alright
僕らは繋がってるから
You'll be fine I'll be fine 夜が明けたら
君の住む街まで 迎えにゆくよ

出典: We'll be fine/作詞:ReN 作曲:ReN

1行目の英詞部分は、下記のように訳すことができます。

君は大丈夫だし、僕も大丈夫だから、何もかも良くなるよ

出典: We'll be fine/作詞:ReN 作曲:ReN

「僕」と「君」が繋がっている以上、誰もが孤独ではありません。

人との繋がりが、どんな困難の中でも強く生きる勇気を与えてくれます。

自分1人では乗り越えられないような苦境でも、誰かの存在によって頑張ることができるのです。

「夜」という単語は、物理的な時間を表しているわけではありません。

新型コロナウイルスで疲弊している状況を「夜」と表現していました。

つまり3行目の歌詞は「安心して生活できる日々に戻ったら」という意味です。

「そうしたらまたみんなで会えるよ、それまでもう少しだけ待っていてね」という優しさが込められていました。

不安を掻き消す力

外出自粛期間

狭い部屋で考えた
僕に何ができるのかな?

出典: We'll be fine/作詞:ReN 作曲:ReN

上記の歌詞は、外出期間中に家で過ごしているときの様子を表していました。

不便な状況の中でも「自分がするべきことは何か」と考えていたようです。

「どんな困難の中でも、自分にできることは必ずある」という「僕」の強い意志が感じられます。

誰もが自分にできることをすれば、それは巡り巡って世界を良くするに違いありません。

勇気をくれる存在

先の見えない虚しさの中
君の名を叫び続けた

出典: We'll be fine/作詞:ReN 作曲:ReN

そうして自分のするべきことを続けても、不安がこみあげてくることもあります。

どんな困難な状況も、いつまでに改善するということがはっきりわかっていれば耐えることは難しくありません。

ですが、いつ状況が良くなるかわからないというのは精神に大きな負担をかけます。

「この状況でも自分にできることをしよう」と前向きな「僕」でさえ、ときには不安が押し寄せてきました。

そのたびに、「」の存在が「僕」の不安を掻き消してくれます。

だれかの名前を呼ぶと力が湧いてくるという経験が、誰にでもあるのではないでしょうか。

恋人や家族や友人など、誰にでも心の支えになるような人がいるはずです。

身近な人物だけでなくアーティストや漫画家など、心の支えになりうる人物は多岐にわたります。

そんな存在を心に思い浮かべると、辛さが消えるのを感じませんか。

誰かを思って乗り越えようとしているとき、他の誰かも自分を思って乗り越えようとしているのかもしれません。

つまり誰もが、誰かにとって心の支えとなる「」なのです。

空はつながっているから

大丈夫のひとことで
全てうまくいく気がしたよ
ひとりぼっちの夜空の下
三日月の空に唄うよ

出典: We'll be fine/作詞:ReN 作曲:ReN

「君」の存在で再び心の余裕を取り戻した「僕」が再び「大丈夫だよ」と励ましてくれます。

たとえ「君」の傍にいられなくても、「僕」は同じ空の下にいる。

それは「僕」と「君」が繋がっていることを表していました。

つまり物理的な距離は問題ではありません。

上記の歌詞は「どれほど離れていようとも誰かとつながることはできる」という意味です。

自分と繋がっている人がいる、その事実が「僕」を力づけてくれました。

再び一緒にいられる日が必ず来る