誠実な人柄は飛羽真の人柄を思い起こさせます。
困難を乗り越えるには、そんな誠実さや愛情深さが切り札。
第24章の時点では「ソードオブロゴス」の仲間たちと別れ、真相を探る飛羽真。
かつての仲間たち、敵であるメギド、そしてまだ謎に包まれた「ソードオブロゴス」。
全てが飛羽真の前に立ちふさがり、まさに受難の時といえそうです。
しかしそんな状況も、持ち前の誠実さで向き合い覆していくのでしょうか。
決してくじけない心があればどんな困難も越えられる。
それが不滅の心であり、困難を切り開く鍵なのです。
結末は自分次第
書き換えろ夢を
物語の結末は君が決める
仮面ライダーセイバー
出典: 仮面ライダーセイバー/作詞:谷中敦 作曲:加藤隆志
仮面ライダーセイバーに変身した飛羽真の決め台詞。
それこそが「物語の結末は、俺が決める!」という一言です。
誰かによって描かれた悲劇のページを書き換え、幸せな結末へ導く。
それが飛羽真の信念なのです。
「夢を書き換える」という表現にも注目してみましょう。
メギドによって夢のような本の中の世界「ワンダーワールド」へと書き換えられてしまった現実世界。
それを書き換えて元の世界に戻す。
メギドを倒し、世界を守るセイバーの戦いがここには込められています。
同時にそれは、辛いことにぶつかった誰もがいえること。
諦めてしまうのは簡単かもしれません。
けれど夢を叶えるかどうか、決めるのは自分自身。
劇中の決め台詞を使いつつ、ここでは「君」になっています。
見ている子供たちに、そしてかつて子供だった大人たちにも。
夢の行く先を諦めてほしくない。
そんな思いが重ねられている一節なのです。
印象的な朗読パートに注目!
三人の剣士の物語
『炎は熱い信念と情熱、悪を燃やす力。
水は涙で全てを洗い流すような浄化の力。
雷は直感のスピードで状況を一気に変える力。
我々はその力を全て合わせ、超然と戦うことが出来るのだ。』
出典: 仮面ライダーセイバー/作詞:谷中敦 作曲:加藤隆志
TV sizeには含まれていない一節は、なんと朗読。
仮面ライダーセイバーではワンダーライドブックという本型のアイテムの力で変身しています。
変身時には本を朗読するかのような音声が流れており、印象に残る人も多いはず。
この朗読はワンダーライドブックの一節をイメージしているのかもしれません。
炎は炎の剣士、仮面ライダーセイバーである飛羽真を。
水は水の剣士、仮面ライダーブレイズに変身する倫太郎を。
雷は雷の剣士、仮面ライダーエスパーダに変身する賢人を表していると読み取れます。
その力を合わせることでどんな敵にも負けない…。
そう読み取れる一節ですが、第24章の時点で、賢人は既に闇の剣士との戦いで消滅しています。
エンディング映像でも飛羽真、芽衣と共にダンスしている倫太郎。
一方なぜ賢人は登場しないのかと気になっていた人も多いのではないでしょうか。
飛羽真の幼馴染でもあった賢人。
彼には、あるいは賢人を倒した闇の剣士には、まだ秘密が隠されているのかもしれません。
ここに描かれている通り、3人の力を合わせて大きな敵を打ち破る…。
そんな物語がこれから描かれるのでしょうか。
今後の展開から一層目が離せなくなる一節といえそうです。
力を合わせて立ち向かう
世界を変える英気あるなら
まず自分自身を変えろ 『変身!』
出典: 仮面ライダーセイバー/作詞:谷中敦 作曲:加藤隆志
力強い朗読で語られる、この曲のテーマ。
世界を変えられるなら自分を変えられる。
飛羽真が「ブレイブドラゴン」の力を借りて「変身」するように。
この曲を聴いている我々は、「仮面ライダーセイバー」という歌の力で変身できる。
そして大きな困難でも、必ず自分の望むように未来を変えていくことができる。
そんな熱いメッセージが伝わってくる一節です。
勇気が指し示すもの
「ブレイブドラゴン」を思わせる一節
本気じゃないような
勇気はないと教えてくれた友がいる
だから勇気は泣くのさ
出典: 仮面ライダーセイバー/作詞:谷中敦 作曲:加藤隆志
飛羽真の持つワンダーライドブック「ブレイブドラゴン」。
勇気という言葉からはその存在が連想されます。
ワンダーワールドに巻き込まれ、炎の聖剣を手にした飛羽真。
その時に見せた勇気に迷うとき、それは本気の為せることだと背を押してくれる。
勇気をそのまま飛羽真のことだと解釈しても、心優しい飛羽真を連想すれば意味は通りますが…。
「ブレイブドラゴン」そのものにも、涙をこぼすような謎がまだ秘められているのかもしれません。
第24話現在は新たな力「プリミティブドラゴン」が登場したばかり。
強大な力を持ちながら制御できないプリミティブドラゴン共々、隠された物語があるのでしょうか。