東京スカパラダイスオーケストラ【仮面ライダーセイバー】歌詞の意味を解釈！世界を変える方法を紐解く

幼馴染を失い、仲間と別れて対立しながらも前へと進む飛羽真。

たくさんの傷を負い、だからこそ優しく強くなることができる。

そのテーマは、実は一番最初の仮面ライダーから引き継がれています。

仮面ライダーの顔のデザイン。

そこにほぼ必ず「涙ライン」というデザインが施されていることをご存知でしょうか。

原点である仮面ライダー一号。

それは敵であるショッカーに身体を改造された悲しみを。

そして同じように改造された同族である怪人たちと戦わなくてはいけない悲しみを背負っています。

涙ラインは仮面ライダー達の背負う悲しい宿命を象徴しているのです。

傷ついたからこそ人を守るために強く、そして優しくなれる。

それは昭和から一貫して描かれている「仮面ライダー」の精神です。

「仮面ライダーセイバー」にも目の下に広がる意匠が描かれているように見えます。

それは飛羽真や仲間たちの涙を表しているのかもしれません。

いつの世も変わらない、子供たちに寄せる願い。

そしてかつて子供だった大人たちの背中を押してくれる信念。

それこそが仮面ライダーたちが伝えてくれる、強くあたたかいメッセージなのです。

最後に再びサビを繰り返し読み解いていきましょう。

大きな困難を乗り越え、願ったことを叶える。

自分を変化させることで世界を変え、自分の意思で諦めずに立ち向かう。

そんな姿が強く描かれています。

それはまず物語の主人公である飛羽真の物語に。

そして、それを見る子供たちや視聴者へのメッセージとして胸に響きます。

折しも2020年はコロナ禍の中にあり、多くの事が困難と変化の中にありました。

だからこそ力を合わせ、自分の魂を信じて未来を切り開こう。

「仮面ライダーセイバー」の物語、そしてこの一曲に込められた物語。

そこにはまさに、そんな力強いメッセージが込められていたのです。

物語も転換点を迎え、新たな敵や新たな謎が現れるであろう仮面ライダーセイバー。

けれどどんな困難にも強い魂で立ち向かっていく。

我々に勇気をくれる、そんな姿が楽しみでなりません。

東京スカパラダイスオーケストラが仮面ライダーの主題歌を歌う。

それだけでも注目を集めた今作。

「仮面ライダーセイバー」でボーカルを務めたのはDrの茂木欣一。

幼いころに仮面ライダーに勇気や希望をもらったと語る茂木。

熱い魂が伝わってくるのも納得の名曲となりました。

そんな東京スカパラダイスオーケストラの個性豊かな面々をご紹介しています。

また人気アルバムもランキング形式でご紹介します。

スカパラは仮面ライダーセイバーで初めてじっくり聞いた…という方必見です！

スカパラの描く熱く力強い世界に、これをきっかけに浸ってみませんか。