新しい彼女は出来たの?と

簡単に聞けるほどは 強くないみたい

出典: Dear days/作詞:miwa 作曲:miwa

本音が吐露されています。

もしも質問の答えが「うん」だとしたら、彼女は何を思うのでしょうか。

別れた理由は分かりませんが、彼女の中には未練が残っており、乗り越えることができていないようです。

昔も今も苦しい思い出

この交差点でケンカしたの覚えてる?

どうでもいい理由だった なつかしくて苦しくなる

出典: Dear days/作詞:miwa 作曲:miwa

再び思い出を蘇らせている主人公。

当時は喧嘩したことで苦しんだのでしょう。

今ではもう喧嘩をすることすらできない、その思いに胸を締め付けられています。

変わらないもの

あなたは笑ってますか? 私はね 元気だよ

そんなウソをついたから 心配そうに名前呼ばれた

出典: 
Dear days/作詞:miwa 作曲:miwa

これまで主人公の心情が描かれていましたが、初めて「あなた」の動作が描かれています。

2行目から伝わってくる、彼の優しさ

心配をかけまいとついた嘘も、彼にはお見通しで、逆に心配をさせてしまいます。

なあなあで付き合っていたのではなく、感情を理解し合えるほどの関係を築いていたということが分かります。

あなたの隣が居場所だった

あなたといればどこでも場所なんて良かったと

気がついてたら ふたりは今も そばにいれたかな…

出典: Dear days/作詞:miwa 作曲:miwa

唯一、別れた理由へとつながる歌詞が綴られています。

別れた後、町を離れて行ったのは彼の方です。

おそらく二人が付き合っていた頃、彼は主人公に引越しの話をもちかけたのではないでしょうか。

転勤、新しい夢を追いかけるため、同棲するため…、さまざまな理由が考えられます。

しかし当の主人公はその話を断ってしまった。

二人にとってたくさんの思い出があるこの町を離れることに彼女は反対したのでしょう。

最終的に二人は別れて、彼は一人で町を出て行ってしまいました。

しかし今も連絡は取り合っています。

彼の優しい性格からも、決して彼女を置いてけぼりにしているわけではないことが伝わってきます。

今になって、あなたと二人でいることに意味があったのだと後悔する主人公。

当時はそれに気づくことができなかったほど、思い入れのある町なのでしょう。

一歩、前へ。

優しさに甘えてたね わがままでごめんね

あの時 あなたの前で 素直になれたなら

あなたは幸せですか? 私はね 大丈夫

さみしさを隠したいから
少し背伸びして空を見上げた

いつの日かまた話ができたなら 心から

元気だよって そう言えるような 私になれたら

出典: Dear days/作詞:miwa 作曲:miwa

“過去からの卒業”がこの歌詞では描かれています。

主人公が落ち込んでいるのには、別れたことに原因があります。

そこから立ち直るということは、現実を受け入れ、次に進むということです。

これまで数々の思い出に苛まれ、未練が残っている姿が描かれてきました。

後悔の裏には、今の自分を変えたいという意思があるようにも思えるのです。

変わった先に

季節が移り変わっても この町が変わっても

いつまでも変わらないもの

私はちゃんと見つけられるの

ありふれた言葉だけど 本当にありがとう

あなたとふたり過ごした日々は ずっと宝物

出典: Dear days/作詞:miwa 作曲:miwa

何もかもが変わってしまった今。

強い自分になって大切な存在を守り続けたい、そんな決意が垣間見えます。

彼女が選んだのは過去を忘れるのではなく、思い出の日々を糧に、新しい一歩を踏み出すという道です。

そう思わせてくれた彼との<親愛なる日々へ>綴った思いが、この「Dear days」だったのではないでしょうか。