コブクロ【miss you】
結成20周年を迎えたアーティスト・コブクロ
数々の好きなアーティストランキングで常に上位に位置する、男性デュオのコブクロ。
同じくストリートミュージシャンとして活躍していた黒田俊介が声をかけ、楽曲を提供してもらったことで結成されました。
低音で落ち着く黒田の歌声と、綺麗で繊細な小渕の歌声が混ざり合う2人の音色がコブクロの魅力。
そんな彼らは2018年に20周年を迎え、益々その人気を不動のものにしています。
ドラマの主題歌に選ばれ、シングル化
今回ご紹介するコブクロの【miss you】。
この楽曲は元々、彼らの1stアルバム「Roadmade」に収録されていたものです。
しかし、アルバムが発売された2001年にドラマ「科捜研の女」の主題歌に選ばれシングル化しました。
単独でのシングル化ではなく、【YOU】という男性目線のラブソングと共に1つのCDに収録。
記念すべきコブクロ3作目のシングルとなったのです。
突然恋人から別れを切り出された男性の気持ちを、リアルに描いています。
別れを告げられた今、男性は何を思うのか?何を願うのか?
どうぞ注目してみてください。
別れの時
息もできない程、苦しい
悲しみの涙が今 まぶた震わせる
切なくて ただ悲しくて
心から愛したから 願いかけたから
目の前で崩れる時 息も出来なかった
出典: miss you/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
早速、1番の歌詞を解説していきましょう。
ここでは、主人公の男性とその彼女の別れの時が描かれています。
1番冒頭、いきなり彼女に別れを告げられた主人公の気持ちが分かります。
それは本当に突然だったのでしょう。
これからもずっと一緒にいられる、2人で幸せな道を歩んでいきたい…。
そう常日頃願っていた主人公でしたが、その願いは目の前で呆気なく崩れてしまいます。
だからこそ2行目に描かれているような、ありきたりの言葉でしか表現できないくらいの悲しみを抱いたのです。
涙が溢れて、思うように呼吸もできません。
ここからどれだけ主人公が彼女のことを愛していたかが推測できます。
かつての思い出
君と初めて行った あの海岸を 一人歩くと
寄り添う影思い出して 砂がやけに重たくて
あの日の様には 歩けない
I miss you so much.
出典: miss you/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎
主人公が彼女にフラれた場所は、海岸。
彼女が去った後、呆然と海岸を歩く主人公に思い出が蘇ります。
幸せだった頃の2人。
フラれたばかりの人にとっては、そんな幸せな記憶も痛みにしかなりません。
もう2度とあんな風に恋人と過ごすことはできないのだと思い知らされるだけです。
最後の英文は「あなたがとても恋しい」という意味。
主人公には未練ばかり残っているのでしょう。
別れても嫌いになれない
言葉選びながら君は 別れの言葉を告げたね
僕にくれた最後の優しさ
今も波の音聞くたびに 寄せては返す
あの恋はもう 消えた砂の城
出典: miss you/作詞:小渕健太郎 作曲:小渕健太郎