「うちで踊ろう」が出来上がった背景

きっかけは自粛生活

2020年4月7日、日本では新型コロナウイルス感染症の流行により、7都府県において緊急事態宣言が発令。

多くの国民が外出自粛生活となりました。

この緊急事態宣言が出される数日前の4月3日。

すでに自粛生活を始めていた星野源さんがSNSを通して新曲を披露。

それが「うちで踊ろう」です。

この曲をSNSで紹介した際に、星野源さんは「楽器の伴奏やコーラスやダンスも重ねてくれるかな?」 も一緒に投稿。

曲自体はSNSに投稿できるように1分程度の短い曲です。

このSNSでの発信に、芸能人から一般の方々まで多くの方が賛同

星野源さんの弾き語りに、各々のやり方でセッションするという現象が巻き起こりました。

三浦大知さんがダンスを重ね、広瀬香美さんはピアノ伴奏を重ねています。

さらには音楽関係者にとどまらず、大泉洋さんやバナナマンさん、香取慎吾さんと多くの芸能人がコラボ。

この影響は、政治界にまで行き渡り、安倍晋三首相までもがコラボ動画を投稿。

これに対し国民が賛否両論の意見を出すなど、とても大きな反響を生み出しました。

なぜここまで大きな反響となったのか?

星野源さんが自身の公式SNSで突然投稿した曲「うちで踊ろう」。

1分程度の短い曲なのに、なぜここまで大きな反響となったのでしょうか?

星野が楽曲の使用に当たって許諾は不要だと明言したこと、コンセプトが自粛の閉塞感を覆すほどポジティブだったこと、そして星野自身の才能や人脈によって反響が大きくなったと推測している。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/うちで踊ろう

星野源さんがこの曲を投稿した時期は、皆気持ちが落ち込んでいました。

世界ではどんどん都市が封鎖され、感染者死者の数を数える日々。

日本でもいつ同じ様な状況になってもおかしくない時期でした。

そんなときに星野源さんが投稿した曲。

とても穏やかリズミカル

思わず誰もが口ずさみたくなり、踊りたくなるような曲でした。

しかも芸能人や一般人など問わず誰でもセッションが可能とのこと。

自宅で不安を抱えて過ごす人たちにとって、大きな安心つながりを感じられるものだったでしょう。

星野源さんの曲を作る才能と、広い交流を持つ人柄だからこそ生み出されたものだったのです。

全世界で視聴が可能に

その後「Dancing On The Inside」という名前で、英訳、中国語訳された専用公式HPも開設。

その後新録した歌や演奏を組み合わせ、バンド演奏された音源も提供されています。

すべて無料で、PCスマートフォンで視聴が可能。

世界中の人たちが星野源さんの「うちで踊ろう」を楽しめます。

「うちで踊ろう」に込められた思い

自粛期間中に作られたこの曲のタイトルは「うちで踊ろう」です。

ここから連想されるのは、外に出なくても家の中でも十分に踊って楽しめるという意味が込められているでしょう。

しかしなぜ「おうち」ではなく「うち」なのか。

それには星野源さんのある思いが込められています。

この曲の名前・歌詞の「うちで踊ろう」は、実際に家で踊れない医療従事者でも心の中ででも踊れるように「おうちで踊ろう」ではなく「うちで踊ろう」にしているという星野の思いがある。

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/うちで踊ろう

外出自粛とはいえ、どうしても家の外に出なければならない人がいます。

それは、新型コロナウイルス感染症を発症してしまった人たちを救う医療従事者

星野源さんは、家にいたくてもいられない人たちのエールにもなるようにあえて「うち」に。

この「うち」はお家の中でもあり、自分自身の心の内側という意味も込められています。

音楽に合わせて踊るのは、心の中でだってできることだよという星野源さんからの素敵なメッセージでしょう。

「うちで踊ろう」歌詞を解釈

生活が変化しても明日は来る