Pride Of Lions/東京スカパラダイスオーケストラ
ゲストボーカルはKEMURIの伊藤ふみお!
東京スカパラダイスオーケストラはこれまで多くのボーカリストをゲストに迎えてきました。
このPride Of Lionsのゲストは日本のスカパンクを代表するバンドKEMURIのボーカル、伊藤ふみお。
長年日本のスカ界をリードしていき、共に早くから海外へ進出し切磋琢磨してきた盟友だからこそできる、息がピッタリの素晴らしいコラボが実現しました。
アルバム「Perfect Future」
この曲は2008年にリリースされた東京スカパラダイスオーケストラ(以下スカパラ)のアルバム「Perfect Future」に収録されています。
スカパラホーンが炸裂する怒涛のインスト曲から怪しげな雰囲気の曲まで、バラエティに富んだ1枚に仕上がっています。
初回限定盤には2007年に世界三大ジャズフェスティバル「モントルー・ジャズ・フェスティバル」に出演した際の演奏を収録したDisc2がついてきます。
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Pride Of LionsのMVを見てみよう
真っ白なスタジオ内で演奏を楽しむスカパラメンバーと、とても楽しそうに歌う伊藤ふみおが印象的なMV。
モノクロ調で色がなくても、その弾けるリズムと躍動感のあるメンバーの動きで全く暗さを感じさせません。
ちょうどこの曲がリリースされたころ、伊藤ふみおが所属していたKEMURIが解散していた時期。
とあるフェスで伊藤ふみおがスカパラと共演した際に、歌う楽しさを再認識したのだそう。
この曲でのコラボも、その共演がきっかけになったと言われています。
MVで彼が心から歌うことを楽しんでる様子がわかりますね。
KEMURIではいつもTシャツなどのカジュアルな装いが多かった伊藤ふみお。
ちょい悪オヤジ風のダンディーなスタイルに大人の色気を感じずにはいられません。
これぞまさしくスカパラマジック!
歌詞を和訳して解説
この曲は全編英語詞になっています。
ここからは筆者による和訳並びに解説をいたしますが、個人による解釈となりますので本来の意味とは異なる場合もあります。
人生の意味を考える
An innocent boy's going to find a dream
Someone's going off the rails
Tiny poets are going to the end
Treating life as a book on fire
出典: Pride Of Lions/作詞:谷中敦 作曲:沖祐市
この曲は恐らく人生について歌っているのだろうと思います。
「若者には純粋に夢を追うものや、人生の道を踏み外してしまうものもいる中で、大人たちは綺麗ごとを並べるだけで終わってしまうだろう」
と歌っていると筆者は考えます。
tiny poetsとa book on fireの訳については悩みました。
tiny poetsは1行目のinnocent boy「潔白な少年」と対比して「つまらない詩人達」とし、
a book on fireは直訳すると「燃えている本」となりますが、on fireはすごいと褒めるときにも使うので「素晴らしい本」としてみました。
Naked eyes are open wide
"What's the meaning of my life?"
A wise man shouts a prudent verse
He's hiding anger
出典: Pride Of Lions/作詞:谷中敦 作曲:沖祐市