目を大きく見開いて自分の人生を説いているのは若い人達でしょう。

それに対してa wise man「賢者=大人」は都合のいいことばかりを唱えている、と考えます。

a prudent verseという部分は直訳すると「分別のある詩」。

ここでは悩んでいる若者に対して、大人は通りいっぺんの物分かりのいいことばかりを言っていると解釈します。

でもそれは本心ではないので「怒りを隠している」のではないでしょうか。

大人はついつい世間の目や立場を気にして、保守的になりがち。

それを皮肉っているのではと考えます。

A pride of lionsとは?

Wake up to play the game of truth
A pride of lions runs about
You've lost your mind but keep fighting
For wonderful fellows

出典: Pride Of Lions/作詞:谷中敦 作曲:沖祐市

和訳

目覚めよ 真実の戦いをしよう

ライオンの群れは走り回る

君たちは我を忘れていても素晴らしい仲間のために戦い続ける

a pride of lionsは「ライオンの群れ」と訳されます。

少し横道にそれますが、英語では動物によって群れの表現方法が変わることがあります。

例えば...a school of fish「魚の学校 魚の群れ」a murder of crows「カラスの殺人 カラスの群れ」など。

この歌詞の中ではa pride of lionsは「ライオンの群れ」と「ライオンのプライド」とをかけているのではないかと思います。

仲間たちのために戦い続けるライオンのようにプライドを持って生きていこうというメッセージが込められているのだと推測します。

挑戦する人へのエール

Pride Of Lions/東京スカパラダイスオーケストラはKEMURI伊藤ふみおが参加!歌詞解釈の画像

Go get a girl and have some beer
Someone's paved the way to go
You might think it's just for fun
Enchanted by boredom

出典: Pride Of Lions/作詞:谷中敦 作曲:沖祐市

和訳

女の子でもつかまえてビールを飲みに行こう

誰かがお膳立てをした

君はただ楽しいと思うかもしれない

退屈だからそう思うだけなのに

女の子をナンパして遊んで暮らす...。

楽しいことかもしれないけれど、きっとそれはただの退屈しのぎのことなのだと思います。

A mighty player's going to overcome
Giving it up and wasting time
A lonely game of cards is dull
Call a genuine gambler

出典: Pride Of Lions/作詞:谷中敦 作曲:沖祐市

和訳

強いものは諦めたり時間を無駄にはしない

一人のカードゲームはつまらない

本物のギャンブラーを呼べよ

ここで「ゲーム」と言われているのは人生そのものだと思います。

overcomeは「打ち勝つ」という意味の動詞。

強いプレイヤーはgiving it up「あきらめること」やwasting time「時間を無駄にする」ことに打ち勝つ、即ち、強い者はあきらめたり時間を無駄にはしないと訳しました。

genuine gambler「本物のギャンブラー、勝負師」というのはきっと「色々と挑戦して生きてる人」であると解釈します。

Tonight tonight going tonight
For any motion you believe
Good-bye Good-bye to agony
Share a dream with us

出典: Pride Of Lions/作詞:谷中敦 作曲:沖祐市

【和訳】

今夜、今夜こそ君が信じる行動をしよう

苦痛よさようなら

夢を共有しよう

立ち止まってる人にエールを送っています。

any motion you believeは信じる行動と訳しましたが、夢や目標に一歩を踏み出そうというニュアンスだと思います。

Let yourself be ruled by destiny
You will not be completely alone

出典: Pride Of Lions/作詞:谷中敦 作曲:沖祐市

【和訳】

運命に身を任せよう

君が孤独になることは決してない

頑張って行動を起こした結果、どうなるかは分からない。

でも夢や目標に頑張っている人にはその頑張りを見てくれる人がきっといるということでしょうね。

まとめ