それでは「さすらい」の歌詞を少しみてみましょう。
奥田民生の曲を聴いているとスカッとした気持ちになりませんか?
何か悩んでいてもそれがちっぽけなことに感じます。
彼の野性味溢れる声が、「くよくよ悩まずシンプルに生きていけ!」とエールを送ってくれているようです。
特に「さすらい」は、敷かれたレールの上をただただ歩いていく大人たちへの問題提起のような曲です。
進路活動、就職活動、そして最近では婚活と、とにかく「〜ねばならない」という呪縛から抜け出せなくなりがちな世の中ですよね。
そんな時代こそ、特に若者に奥田民生のメッセージが多くの人に届いてほしいと切に願います。
さすらおう この世界中を
ころがり続けてうたうよ 旅路の歌を
出典: http://j-lyric.net/artist/a00002c/l0000c6.html
筆者が奥田民生の楽曲の中で最初に聴いたのがこの「さすらい」ですが、冒頭のこのフレーズでハートを持っていかれました。
ふつう「さすらおう!」って人に言わないですよね。
「彼はさすらいの旅人で...」みたいな西部映画のあらすじ説明ならまだしも...。
「人生もっと寄り道しようぜ。世界は広いし、その中に君が探し求めていたものもあるんじゃないのかい?」
というメッセージがこの「さすらおう」の一言に集約されているのがかっこいいですね。
「ぶらぶらせず、自分の人生に必要なものだけをコツコツとやりなさい。」と口酸っぱく親や先生に言われて育ってきた人は多いのではないでしょうか。
でも、人生の本当の喜びや驚きは自分のコンフォートゾーン(自分が慣れ親しんだ環境)から抜け出したところにある気がしますよね。
自分にとって慣れ親しんだ環境を抜け出すのは大変ですが、この曲を聴くと「あっ!もっと知らない世界に飛び込まないと...!」というフレッシュな気持ちになります。
まわりはさすらわぬ人ばっか 少し気になった
風の先の終わりを見ていたらこうなった
雲の形をまにうけてしまった
出典: http://j-lyric.net/artist/a00002c/l0000c6.html
自分はもっと知らない世界を見たいのに、周りはそんなことはくだらないとばかりに同じことを繰り返す毎日。
自分が正しいのかどうか、はっきりとした確証はないけどそれが気になってしまった自分の心境について歌っています。
「風の先の終わり」や「雲の形」というのは様々な解釈ができる部分でしょう。
「人生の最後にどんな気持ちで死にたいか」
それを考えた時に、「今日という日が自分の人生で一番若いんだから色々やるべきだろう」という奥田民生の気持ちが伝わってくる気がします。
人影見当たらぬ終列車 一人飛び乗った
海の波の続きを見ていたらこうなった
胸のすきまに入り込まれてしまった
出典: http://j-lyric.net/artist/a00002c/l0000c6.html
「人影見当たらぬ終列車」というのは奥田民生の選んだ「さすらい続ける人生」なのでしょう。
結局、周りを待っていてもらちがあかないという気持ちが伝わってくる気がします。
「胸のすきま」に入ってきたのは、自分を強烈に惹きつける何かでしょうか。
さすらいもしないで このまま死なねえぞ
出典: http://j-lyric.net/artist/a00002c/l0000c6.html
ど直球なメッセージです!
特に冒険もせず、分かったような気になって生きていくつもりは毛頭ない!という強い意思を感じます。
現在も第一線で活躍!今後の活動にも注目!
さて、世代を超えて多くの人に愛され続ける「さすらい」について紹介をしました。
2015年に50歳を迎えてなお、新しい音楽を追求し続ける奥田民生。まさに「さすらいの人生」を体現されていますよね!
現在も精力的に音楽活動を行なっており、ひとり股旅やひとりカンタビレなどさまざまなプロジェクトを公式HPで確認することができますよ。
2017年の冬には新曲「R.G.W」を発表。まだまだ今後の活躍が楽しみです!
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