青春を感じさせるPV

続いて「夏空」のPVをご覧いただきましょう。

室内で演奏するメンバーと、壁に描かれていく砂浜。

力を合わせて絵を完成させていく姿には青春を感じさせられますよ!

なんと最後には砂浜が実写になってしまいました!

メンバーが元気よく飛び出していく姿が微笑ましいですね。

アイドルの富田真由さんも少しだけ出演。

彼女と追い掛けっこをしていた犬のキャラクターは「アメラブくん」といいます。

ヴォーカル、ドラム尾崎兄弟が幼い頃から描いていたキャラクターとのこと。

そういったバンド間の仲の良さが垣間見えるのも彼らの魅力でしょう!

2人の友情を描いた歌詞を解説

大人になることの寂しさと「そんなもの塗り替えてやる」という決意。

「夏空」の歌詞にはそう誓い合う2人の友情が描かれています。

ここからその内容を少しずつ紐解いていきましょう!

約束を守るために

僕らが一つ一つの夢を守りぬけるなら
夏空にした約束は100年後でも破れない
それを君は笑って嬉しそうに話してよ
時間をもがくその手を僕は決して放さないからさ

出典: 夏空/作詞:尾崎雄貴 作曲:尾崎雄貴

約束というのは不確定なものです。

それを果たす要素は他でもない、一つ一つの行動を積み重ねていくこと。

逆に言えばこれ以外に約束を守る方法はない気がします。

目の前のやるべきことをとにかくやる。

誓い合った「君」が行動でその決意を表そうとします。

それに応えるように「手を放さない」ことで主人公もその決意を表していますね。

大人になること

朝日を待つよ 明日は嫌いだけど
友達と話すよ 人は苦手だけど
難しい歌を聴き始めたよ
ワタシの人生は思うほど簡単には出来ていないから
捨てきれない自分 大人になったふり
周りを見回しても大人の顔ばかり

出典: 夏空/作詞:尾崎雄貴 作曲:尾崎雄貴

生きていれば、上手く付き合っていかないといけないことも当然あるでしょう。

仕事や学校に行きたくなくても明日は必ずやって来ます。

人と話すのが面倒でもコミュニケーションを取らないといけない場面もあるでしょう。

大人になっていくにつれて、そういうめんどくさいことは増えていきます。

それはみんな同じです。

そして大人のフリをしていても内心は戸惑っているのもみんな同じでしょう。

好きだった歌が響かなくなったな
誰のせいでもない 僕のせいでもないんだろう

出典: 夏空/作詞:尾崎雄貴 作曲:尾崎雄貴

大人になるとあまり感動しなくなってしまうんです。

それは自分の中に経験が蓄積されていくから。

子供の頃は出会うものが「初めて」で溢れています。

大人になるとそれが「もう知ってる」に変わっていくんです。

それは誰のせいでもないし、当たり前のこと。悪いことではありません。

2人を繋ぎ止めるもの

僕らが不安の中で道を選び抜けるなら
横道の途中で顔だして何度でも君に会えるよ
グッドラック 手描きの地図が滲んで読めなくなっても
迷いのないこの気持ちがいつでも振り返る勇気くれる

出典: 夏空/作詞:尾崎雄貴 作曲:尾崎雄貴

「ただ自分の意志を曲げずに進み続けていれば、君に何度でも会うことができる」

これは、約束を守り続けていれば相手は必ず応えてくれるということでしょう。

その気持ちに迷いがないからこそ、いつでも笑って顔を合わせることができる。

約束が2人を繋ぎ止める絆になっていることが伝わってきますね。