【Rhythmic Toy World】とは
2009年に結成された4人組ロックバンド。
彼らの転機となったのは、2012年にロッキングオンが主催するアマチュアバンドオーディションRO69JACKで入賞を果たしたことだろう。
その後2013年4月に、1st ミニアルバム「軌道上に不備は無し」をリリースし、同年11月には、2nd ミニアルバム「オリンポスノフモトニテ」がリリース。
彼らの勢いは留まることなく、翌年2014年6月には、3rd ミニアルバム「XNADIZM」をリリースする。
そして、2015年1月に1st シングル「いろはにほへと/ Me:Light」、同年4月にはついに1st フルアルバム「BUFFeT」がリリースされた。
実力とともに彼ら自身「やりたいことを思い切ってヤル!」そんな空気が年月を経てMVやライブからもひしひしと伝わってくる。
すごい勢いで音楽を放出していく中、2016年に2ndフルアルバム「HEY!」をリリース。
2017年1月には、初となる映像作品『「HEY!」が「HEY!」をして「HEY!」となるLIVE DVD~咲かせ赤坂、さらば三つ編み~』もリリースされ彼らの個々のキャラクターも輝きを増したように思える。
彼らのつくる楽曲や世界観が飛躍を遂げながら、同年9月に待望の3rdフルアルバム「TALENT」がリリースされた。
初めてのセルフプロデュース作とあって、ファンのみならず音楽業界からも注目を集める作品であることに間違いはない。
メンバープロフィール
抜群の歌唱力とその声色が注目されている内田 直孝(ヴォーカル&ギター)。
作詞作曲も担当していて、躍動感のあるロック調からメロウまでバラエティ富んだ楽曲が、リズミックのファン層を増幅させているのではないだろうか。
Rhythmic Toy World誕生のきっかけをつくったといわれている須藤 憲太郎(ベース)。
ベースをしていた須藤が大学の同級生だった内田をヴォーカルにと猛アプローチ。
ただ、お調子者の彼のアプローチだけではどこか腑に落ちないところがあったようだ……(笑)
内田がバンドに入る決めてとなったのは、岸の作曲センスに惚れたからだとか。
中性的で端正なビジュアルにロックオンされた女性ファンも多いだろう。
ビジュアル通り中身もキュートな一面がありそうだが、秘められた才能とギャップのあるライブアクトが見ものだ。
ダイナミックなドラムさばきとワイルドな出で立ちの磯村 貴宏(ドラム)。
ドラムをしていたバンドが解散、そんな時にバイトの後輩だった内田に誘われ参加。
Rhythmic Toy Worldをかっこいいと思っていた彼にとっては絶好のチャンスだったことだろう。
偶然ではなく必然として集まったメンバーが4人が魅せるナンバーを少しだけ紹介しよう。
2nd ミニアルバム「オリンポスノフモトニテ」
とおりゃんせ
Ah ガンジーが語る思想にハマるような奴らと話がしてみたい
仏様様も倫理しだいで 俺の煩悩リンチしちゃうよ
出典: とおりゃんせ/ 作詞:内田直孝 作曲:内田直孝
優越感に浸っちゃ終わるぞ 終わっちゃいねえんだ人生は
とおりゃんせ とおりゃんせ こっちの世界は甘い罠だらけ
一寸先も 千寸先も 起死回生の弾丸を撃ち込む瞬間は
いつやるの?って今しかないじゃんね
出典: とおりゃんせ/ 作詞:内田直孝 作曲:内田直孝
歪んだ感情に飲み込まれて 偶像に依存が人なれど
一切の邂逅握りしめて 走破 行きはよいよい 帰りは怖いが
いつやるの?って今しかないじゃんね
出典: とおりゃんせ/ 作詞:内田直孝 作曲:内田直孝
サビの「終わっちゃいねえんだ人生は」の部分に共感を呼ぶ声が多いが、彼らの歌詞にはいつも底抜けの這い上がり精神のようなものを感じる。
そして最後のフレーズに、わらべうた「とおりゃんせ」の「行きはよいよい帰りは怖い」のフレーズが入っていて、わらべうたの裏側の怖さを思いだし一瞬ドキっ。
危機一髪をもろともしない反発心を感じつつ、あっけらかんとした究極の楽観さが聴いていてとても気持ちが良いナンバーだ。
描いた日々に
当たり前の毎日が遠く遠くなっていく いつだってここに立ってたいのに
出典: 描いた日々に/ 作詞:内田直孝 作曲:内田直孝
思い描いた夢にガムシャラに走り続けた あの日の僕が
与えられた役目をひたすらにこなす世界だ
出典: 描いた日々に/ 作詞:内田直孝 作曲:内田直孝
咲いては枯れる花のようだ 僕じゃなきゃいけない理由なんて無い
抱えたモノ 押し殺して生きるのはもうヤメにしないか
出典: 描いた日々に/ 作詞:内田直孝 作曲:内田直孝