『熱き鼓動の果て』の魅力!
アルバム『GREEN』の先行シングル
それではこの『熱き鼓動の果て』について早速見ていきましょう。まずこの曲は、B'zによる12作品目のアルバム『GREEN』に収録されています。
そして、このアルバムの先行シングルという形で2002年に、リリースされました。アルバムの中には、夏をイメージさせるようなアンセム的な楽曲が多く収録されています。
中でも有名なのが、『ultra soul』ですね。その他にも、名探偵コナンの映画『ベイカー街の亡霊』のテーマソングとして使用された『Everlasting』も合わせて収録されています。
このようなシングルが収録されているということで、アルバム自体も大きく注目されることとなりました。
あのテーマソングに!
そしてこの『熱き鼓動の果て』もテーマソングとして使用された実績があります。皆さんは覚えていますか?
2002年に横浜にて開催された「パンパシ水泳横浜 2002」のテーマソングでタイアップされました。メディアでも多く耳にする機会が多かったのではないでしょうか。
なので、B'zをそこまで深く知らないという方でも、この曲を知っているという人は多いのでは?
どんな曲?
B'zの曲の中でも珍しく、サビの1フレーズから一気に始まるシングルです。
イントロなしで一気に始まることで、曲の勢いやタイトルのような「熱さ」を感じることができるのかもしれませんね。
最初は割とスローテンポでアコースティックなイメージが強く、次第に盛り上がって行きます。このように2タイプの曲調で楽しむことができます。
サポートメンバーの力も加わり、さらに強力な仕上がりになっています。
気になる歌詞
サビ部分の歌詞
鳴りやまない 熱き鼓動の果てに
僕たちは何を見つけるんだろう
離れても この胸に いつでも 届いてる
風は揺れ 大地揺れ 生命を揺らして 響く
出典: 熱き鼓動の果て/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
聞こえるよ 熱き鼓動の嵐
抱きしめた時 僕は震えたんだ
離れても この胸に いつでも 届いてる
風は揺れ 大地揺れ 生命を揺らして 響く
出典: 熱き鼓動の果て/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
この曲のタイトルにもなっている熱き鼓動の果ては、未知の世界。
自分たちもわからず進み続ける中で、様々なことが起こりそうな予感もします。最初のサビフレーズでは、謎と不安さも伺えるような疑問形の歌詞となっていますが、2つ目のサビはどうでしょうか。
自分たちが感じている鼓動の「果て」を意識し始めてきたように思えます。進み続けてきたもののゴールが見えてくるような、イメージでしょうか?
不安を味方にして、一層の熱い覚悟と自信を感じさせてくれます。
信念は強く!
汗がひとすじ 頬をつたい落ちて
迷いとともに どっかにとんで消える
圧倒的孤独を 味わいつくして
細胞はその目を覚まして輝きだす
出典: 熱き鼓動の果て/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
この部分をタイアップされた「パンパシ水泳」に照らし合わせて見てみると、この大会のために、日々努力を重ねて練習してきた選手が思い浮かびます。
記録を出す(目標を達成する)には、自分との闘いでもありますね。孤独な中でひたすら目標に向かって突き進むことによって、その努力が開花するんです。
今まで闘ってきたものは、最後には微笑んでくれる強力な味方になることでしょう。そして歌詞にあるように、細胞が輝くことで、自分自身も輝き出すのではないでしょうか!
なんとも前向きな印象を与えてくれます。
この瞬間だけは 誰にもゆずれないと
その瞳の色 変わってゆくのを見たよ
しょいこんじゃったものが 何であれ バラしたりしない
涼しげな顔で 埃をはらい また飛ぼう
出典: 熱き鼓動の果て/作詞:稲葉浩志 作曲:松本孝弘
自分が輝く瞬間。その一瞬のために今まで積み重ねてきたものがあるんだと改めて、奮い立たせてくれそうな一節ですね。
日々の積み重ねの実績は、今後何か障害になるようなものが立ちふさがったとしても、きっと平然と乗り越えていけると、そんな強い気持ちになっているようなイメージです。
一つ一つのフレーズが、努力する人を勇気付けてくれるような気がします。
信念を強く持ち続けることで、あなたの応援ソングになるような位置付けで聞くのも、良いのではないでしょうか?