EGOIST「Ghost of a smile」とは?

「Ghost of a smile」は、アニメ「ギルティクラウン」に登場する架空のアーティストグループ、EGOISTの通算8枚目のシングルです。

2015年11月13日公開の映画「ハーモニー」の主題歌として作られました。

「Project Itoh」の一環として公開された映画「ハーモニー」とは?

映画「ハーモニー」は、フジテレビ「ノイタミナムービー」第2弾「Project Itoh」の一環として2015年11月13日に公開されました。

「Project Itoh」とは、作家デビューしてからわずか2年ほどでその才能を惜しまれながら早逝した、SF作家伊藤計劃(いとうけいかく)さんの原作小説3作を連続劇場アニメ化していくプロジェクトです。

映画化は盟友だった円城塔との共作として没後発表された「屍者の帝国」、遺作「ハーモニー」と続き、デビュー作でありながら『SFが読みたい! 2010年版』にも選ばれた「虐殺器官」の3作で幕を閉じました。

映画「ハーモニー」について

【Ghost of a smile/EGOIST】良曲すぎる、泣けるとの声多数!歌詞&MVあり♪の画像

舞台は2019年、アメリカ合衆国で発生した暴動をきっかけに全世界で戦争と未知のウイルスが蔓延した「大災禍(ザ・メイルストロム)」によって従来の政府は崩壊し、新たな統治機構「生府」の下で高度な医療経済社会が築かれた近未来の世界です。

それから半世紀後、病気がほぼ駆逐され、誰もが健康に天寿を全うできる健康・幸福社会では、順応できない人々が精神を病み、自殺や虐殺を行っていました。

そんな社会を憎悪する御冷ミァハに共感した主人公・霧慧トァンは、友人の零下堂キアンと共に自殺を図りましたが、そんな女子高生3人の計画は途中で生府に気付かれて失敗してしまい、ミァハだけが死んでしまったのでした。

しかし、13年後、キアンは自殺、トァンは死んだはずのミァハと再び相見えることになり...。

そして、同時多発自殺事件に続く、一人一殺を命じる犯行声明の真相は...。

高度に作り上げられた世界観の中で繰り広げられる、過酷な運命に翻弄される人々の人間ドラマに震撼するアニメ映画です。

トァンとミァハの少女の頃からの絆が下した最後の決断、その友情にも感動します。

EGOIST「Ghost of a smile」の歌詞解釈

【Ghost of a smile/EGOIST】良曲すぎる、泣けるとの声多数!歌詞&MVあり♪の画像

さて、なぜここまで「ハーモニー」の内容を伝えてきたかというと、「Ghost of a smile」という楽曲が映画を見るとまた違って聴こえてくるからですが、今回は映画を見ていない方でも楽しんでいただけるように、ストーリーには触れずに歌詞解釈をしていきます。

EGOISTの歌姫chellyの少女のように透き通った歌声によって歌い上げられている切ない歌詞の世界に浸ってください。

晴れ渡った空の下、「僕」は「君」といつものように出かけて、仲直りしたい

見てよ空を 今日は
こんなにも晴れているよ だから
散歩でもしにいかない?
仲直りがしたいんだ 僕は
君にそう言ったんだよ なのに

出典: https://twitter.com/EGOIST_bot/status/927836624557244416

晴れた空を理由に「君」を「散歩でもしにいかない?」と誘った「僕」は仲直りの口実が欲しかったのでした。

しかし、君にそう言ったという歌詞の後には「なのに」という言葉が続いています。

一緒に散歩に行けるのか、仲直りできるのか気になりますね。

不吉な予感が強まってしまいますが、続きを見ていきましょう。

「君」が見たことないような顔をしてる、その涙の理由は?

君は知らんぷりをしてる
見たことないような顔で
そんなに怒らせたなら謝るよ
ところでさっきからどうして
君はずっと泣いてるの?

出典: https://twitter.com/EGOIST_bot/status/928100955546984448

仲直りがしたくて「君」を誘った「僕」でしたが無視されてしまっていますね。

そして、見たことないような顔で怒っている「君」に「謝るよ」と言うのでした。

しかし、その言葉も届かない「君」を見かねた「僕」は「ところでさっきからどうして君はずっと泣いてるの?」と尋ねたのです。

見たこともないような顔で怒ってそしてずっと泣いている「君」、その理由がわかるのが次の歌詞です。