ワールドイズマイン
ガーリーで小悪魔的な世界観が魅力の一曲
2008年公開の、特別扱いしてかまってもらいたい女の子の少しワガママな気持ちを歌った曲です。
サビの「世界で一番おひめさま」という印象的な言い回しに始まり、とにかく「女の子!」というイメージが全開の可愛い世界観の歌詞が特徴です。
曲全体に散りばめられた女の子らしさが初音ミクのイメージにぴったりと合っている上に、男の子を振り回して困らせるというそれまでのミクのキャラとは少し違う小悪魔的な一面も引き出されています。
キラキラとしたポップなサウンドに、ワガママでツンデレでまさに「おひめさま」な歌詞が合わさった、今でも人気のボカロ曲です。
ブラック★ロックシューター
疾走感溢れるアップテンポでクールな曲
カラオケやゲーム「太鼓の達人」などでも人気の曲です。
懐かしくて居心地の良い過去の思い出にすがりたい弱さを堪えて、不安と怖さを持ちながらも勇気を出して未来に進んでいこうとする心境が歌われています。駆け抜けるような疾走感のあるメロディも合わさって、より力強い印象の曲になっています。
元々はイラストレーターhukeさんのオリジナルキャラだったブラック★ロックシューターをモチーフにryoさんが曲を作ったそうです。その人気から音楽だけに留まらず、ゲーム化やアニメ化、キャラクターのフィギュア化など、一つの曲としては異例の多方面へのメディアミックスが実現しました。
supercellらしいキャッチーさと強いメッセージ性が魅力の一曲です。
初めての恋が終わる時
切なくも爽やかな恋のうた
ボカロ時代のsupercellとしては珍しく、少し切ない雰囲気を持った別れの曲です。
恋が終わるときの心の揺れを躍動感溢れる表現で描き出し、それと組み合わせて冬の情景が鮮やかに歌われることで、ノスタルジックな風景と切ない物語が目の前に広がるような臨場感があります。サビで一気に盛り上がる歌のメロディもより一層感情を揺さぶってきます。
悲しい別れの歌ですが、そこには青春の1ページとして刻まれる恋のような懐かしさもあって、どこか爽やかな印象すら感じられます。
昔の恋を思い出しながら冬に聴きたくなる曲です。
恋は戦争
初音ミクがエモーショナルに歌い上げるロックソング
恋を戦いに見立てた熱量のある曲です。重たいリズムとハードなギターサウンドはまるで洋楽ロックのようなエモーショナルな雰囲気を持っています。
三輪士郎さんによるメガホンを構えて叫ぶような初音ミクのイラストでは、ミクのこれまでにない獣のような攻撃的な一面が表現されていています。曲と絵が合わさってより一層エモい印象を受けます。
機械による合成音声の初音ミクですが、この曲では悶えるような恋の激情を生々しく歌い上げています。イラストや感情的な歌詞も合わさり、人間味溢れるボーカルとして曲を盛り上げています。
サウンド、歌詞、イラストが絶妙に組み合わさった、可愛くもロックな一曲です。
メルト
ボーカロイドの歴史に残る名曲
ボーカロイドファンで知らない人はいないといっても過言ではない伝説的な有名曲です。ニコニコ動画では1000万再生超えという桁外れの再生回数を誇っています。supercellの作曲者・ryoさんの名前が知られるきっかけになった曲でもあります。
ポップで爽やかなサウンド、突き抜けるような盛り上がりを見せるサビの歌メロ、甘酸っぱくてすこし照れくさい気持ちになる可愛い歌詞など、supercellらしい魅力がこれ以上なく詰まった一曲になっています。
「初音ミクといえばこれ」とこの曲が挙げられることも多く、ミク代表曲と言える曲です。まさにボーカロイドの歴史に残り続ける作品と言えるのではないでしょうか。