【愛のために/奥田民生】〇曲分のアイデアが？！ユニコーン解散後のソロシングル第一弾！歌詞＆動画あり♪

2009年1月1日、公式サイトでユニコーン再結成が発表され、10thシングル「WAO！」、9thアルバム『シャンブル』がリリースされました。

その後もユニコーンとして2017年現在も音楽活動を活発的に行っています。

スポーツ飲料水のCMソングに起用された「裸の太陽」（2010）、アニメ「宇宙兄弟」OP曲「Feel So Moon」などをリリースしています。

2017年12月、ユニコーンは東京、大阪をはじめとする全国10箇所を回るツアーを開催します。

「愛のために」作詞・作曲・編曲：奥田民生

後に奥田民生はこの楽曲を制作するにあたり「3曲分のアイデアを詰め込んだ」と語っています。本格的なソロ活動第1弾として、かなり力が入った楽曲だったことが窺えますね。

ではさっそく「愛のために」の歌詞から歌の真意を紐解いてみましょう。

おじさんだってグチの1つや2つもいいたくなります。

新橋あたりの一杯飲み屋でくだ巻いてるおじさんの姿が目に浮かびます。

雨にも風にも夏にも負けず　明るい日本の見本となった

でも、こういうおじさんたちの頑張りがあるからこそ、今の日本が成り立っているのです。

なにかと忌み嫌われる存在のおじさんに、奥田民生は温かい眼差しを向けています。

毎日、追い立てられるように日々の生活を送っているわたしたちに、奥田民生は「少し肩の力ぬこうぜ」と言っています。

急がば回れ、道草する心の余裕を持とうと言っています。

こんなふうに、歌を通じて肩の力を抜こうと促されると、何だかこころがホッとしますね。

みんなが背負ってるうっぷんやストレス、辛いことや哀しいことを全部引き受けてくれる、そんな愛情が籠もった歌詞です。

愛のために　あなたのために　引き受けましょう

超自然体な奥田民生に言われると、胸にグッとくるものがあります。荒れる海原に出す船……まるで『ONE PIECE』のサウザンドサニー号が登場しそうです。

このサビの歌詞には奥田民生の「愛」が一杯詰まっています。まさに「3曲分の愛」が詰まっているといえるのではないでしょうか。

A post shared by vino (@kabukko) on Dec 5, 2017 at 2:41am PST

「愛のために」がリリースされた1994年、奥田民生は29歳でした。そのころの奥田民生の目には、新橋あたりで飲んだくれているおっさんたちは、どのように移ったのでしょう。

あれから20年以上もの月日が流れ、奥田民生も50歳を超えました。今の奥田民生はあのころのおっさんの年齢になったのです。

すっかり大御所ミュージシャンになった今、彼の目には今の日本はどのように映るのでしょう。

ぜひ今の心境を綴った、2018年版「愛のために」を聞きてみたいですね。