ザ・フォーク・クルセダーズのデビューシングル

ザ・フォーク・クルセダーズ【帰って来たヨッパライ】歌詞の意味を徹底解釈!真面目にやるべきことって?の画像

ザ・フォーク・クルセダーズのデビューシングル帰って来たヨッパライ】。

この楽曲は、1967年に発売されました。

作詞は、ザ・フォーク・パロディ・ギャングが担当し、作曲加藤和彦さんです。

彼らはフォークソングを中心に歌われていますが、この楽曲は恐怖を感じる部分も。

それは機械のような音や歌詞に秘密がありそうです。

また、当時に流行った楽曲などをパロディーした部分もあります。

そんな魅力たっぷりな楽曲の謎を紐解いていきましょう。

訛りの効いた言葉使い

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この楽曲の主人公(男)は、訛りの効いた言葉を使っています。

冒頭の歌詞から標準語とは違う言葉なので、舞台は自然が豊かな土地です。

この場面ではまだ、楽曲タイトル【帰って来たヨッパライ】の意味はわかりません。

ですが、この主人公はもう亡くなっているということはわかります。

なぜ亡くなってしまったのでしょうか。

その理由について詳しくみていきましょう。

もう亡くなっている?

おらは死んじまっただ
おらは死んじまっただ
おらは死んじまっただ 天国に行っただ

出典: 帰って来たヨッパライ/作詞:ザ・フォーク・パロディ・ギャング 作曲:加藤和彦

イントロは明るくフランクな感じの音楽です。

ですが歌声を聴いてみると、変声機械を使った声が響きます。

衝撃的な歌詞と歌声で、怖いと感じる方も多いでしょう。

そして1行目の歌詞からわかるように、この主人公は亡くなっているようです。

死んでいる様子から、変声機械を使って声を変えているのでしょう。

3度続けて歌われていることから、強調したい部分だと感じます。

飲みすぎて…?

長い階段を 雲の階段を
おらは登っただ ふらふらと
おらはよたよたと 登り続けただ

出典: 帰って来たヨッパライ/作詞:ザ・フォーク・パロディ・ギャング 作曲:加藤和彦

この部分は死んだあとからの状態を歌っている部分です。

地上から歩くのですから相当な距離ということがわかります。

天国」に行くためには1行目にある「雲の…」を登らなくてはいけません。

ですが、この主人公はもう疲れ切っているようです。

そのように感じるのは、主人公が死んでしまっているからでしょう。

もしくは、タイトル通り酔っ払っているからなのでしょうか。

どちらにせよ、精一杯登っているようです。

ここはいい場所?

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やっと天国の 門についただ
天国よいとこ 一度はおいで
酒はうまいし ねえちゃんはきれいだ

出典: 帰って来たヨッパライ/作詞:ザ・フォーク・パロディ・ギャング 作曲:加藤和彦

1行目「やっと」とあるように、登り切るには長い時間かかったことがわかります。

そんな距離を歩かなくてはいけないとなると、とても大変です。

この主人公は、死んでからも苦労しなくてはいけない理由があるのでしょうか。

2行目の歌詞を読み取ると、主人公はこの「天国」をいい場所だと感じているようです。

お酒やキレイな人がいる夢のような場所なのでしょう。

「おいで」とあるように、主人公にとっては自慢したいほど素敵な場所なのです。

楽しくて笑っている様子

ワーワーワッワー

出典: 帰って来たヨッパライ/作詞:ザ・フォーク・パロディ・ギャング 作曲:加藤和彦

この場面では、とても楽しそうな様子が感じられます。

ワーワー」というのが、騒がしいような場所だと捉えられることも。

その場合、主人公の他にも誰かいるのでしょうか。

キレイな女性がいるのはわかっていますが、その他にもいそうです。

その理由は、亡くなった方が集まる場所だから。

同じように亡くなった人間も、楽しそうに騒いでいるのでしょう。

交通事故で…