backnumber「幸せ」が切なすぎる！彼の幸せを一番に想う女性の心境と歌詞の意味を紐解く

自分と同じくらい彼のことを想っているかなんて普通なら考えることもできないでしょう。

こんな状況でまで客観的にみることができるのは、彼のことを心から想い、心から幸せになって欲しいと思っている証拠なのかもしれません。

一緒にいても何も伝えられない。

伝えたくても伝えられない。

それは彼の幸せを一番に思っているから。

彼の一番にはなれなくても彼の幸せを願う気持ちはきっと誰よりも一番なんですね。

「幸せ」は、近くにいても叶うことのない切ない内容の楽曲です。

どんなに思っていても、心の距離が縮まることがないのだと苦しい心境を読み取ることができます。

それでも「彼の幸せ」を願ってやまない彼女は、彼のことが心から好きなのだと感じられるでしょう。

• 好きな人には好きな人がいる
• この恋は叶わないけれど応援している
• 思いを伝えることはしない
• ただただ、好きな人の幸せを願い続ける

まとめるとこのような内容になります。

「幸せ」の主人公である女性は、友達である男性に恋をしています。

しかし、この男性は彼女の気持ちに気がつくことはありません。

その理由は、他に好きな人がいるからです。

主人公が彼に好きな人がいると気が付いたのは、ずっと見ていたからなのでしょう。

好きだから気になるし見てしまうのです。

しかし彼に好きな人がいるという事実に気が付いてしまった。

それはとても衝撃で、辛いものだったのです。

友達としてずっとそばにいたからこそ、彼の悩みなども知っていました。

悩みを相談されたり、彼には信頼されていたのでしょう。

しかしあくまで「友達として」です。

その状況から「この恋が叶うことはない」と察した主人公は彼の恋路を応援することに決めました。

好きな人がいるということに気がつくということでさえ、辛いものです。

それに加えて、叶わないと身に沁みて感じてしまうのは酷だったのだと読み取ることができます。

彼の恋人になって、恋人としてそばにいることはできません。

しかし、彼の友人としてはそばにいることができます。

「当たって砕けろ」のように、覚悟を決めて思いを伝えることはしない。

その理由は、今の「友人」というポジションを失いたくないからです。

告白をしてしまったら、もう元の2人には戻れないと感じたのでしょう。

そのため、思いを伝えることはせず、応援し続けると決めたのです。

苦渋の決断ですが、彼に会えないということの方が主人公にとっては辛かったのでしょう。

このような苦しい心情が読み取れる内容です。

主人公は届かない思いを抱えながら、彼のそばにいることを選びました。

彼の恋路がうまくいってしまったらもう会えないかもしれないという事実が待っているのかもしれません。

しかし、彼女は心から彼の「幸せ」を願い続けます。

このような経験をしたことあるなんて方も多いでしょう。

恋をしている人に刺さる切なさで、胸が苦しくなってしまうようです。

「幸せ」は、自分の幸せより彼の幸せを心から願っている健気さが印象深い楽曲になります。

「彼の支えになれるなら」というような、どこまでも彼を思う気持ちを読み取れるでしょう。

back numberの楽曲は「幸せ」のように切なくて胸がぎゅっとなる楽曲が多いです。

「はなびら」は「幸せ」も収録されたシングル『はなびら』のリード曲です。

2011年にリリースされてからも人気が衰えることのない失恋ソング。

歌詞からは主に男性から共感を得ているような胸に刺さる部分が多いです。

「僕が君の全てになるから」のように、好きだからと一生懸命になっていく主人公が印象深い楽曲。

「幸せ」は女性目線で「はなびら」は男性目線という楽曲の組み合わせですがどちらも叶わない恋を歌っています。

ここから「リアルな恋愛ソング」を歌うバンドだと世の中に知らしめることができたのでしょう。

「はなびら」は、月日が経っても歌い継がれるほど愛されている「失恋ソング」です。