A      C#m7   C#m7(onE) C#7    D  
 きっと繰り返す波のような日々から   私を探すでしょう
 Bm7  B♭aug  D(onA) F#7 
 アクシデントさえ風まかせ
     GM7     C D    Bm7(onE) FM7
 「泣いてもいいんだよ」誰かが言って   た

出典: ラッキープール/作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA

昔を振り返っているようなサビ後半のこの場面。

思い浮かべる思い出には、辛いことも楽しいこともあったのでしょう。

たまには思い出して泣いたっていい。それさえも自分を作っている要素だから。

この部分からは、バンドの解散を象徴しているような印象も受けます

JUDY AND MARYで活動してきたことは、これからもメンバーにとって自分を作っていく要素になるでしょう。

解散はするけど、辛くなったら思い出を頼りにすることができる。

JUDY AND MARYの軌跡は、本人たちにとっても、"泣ける場所"を作ったのでしょう。

成長には捨てることも必要

G   G6  GM7 Bm7 CM7  D7  G6/GM7
 開いた花びら震えてる 晴れた空の下で
CM7 D  E7sus4 Em7 C   A7(onC#)  D7
 古びた時計捨てる 勇気を だんだんわかって く
G    G6  GM7   Bm7 CM7  D7   G6/GM7
 あなたの笑顔を見ていたら  胸がイタクなった
CM7  D  E7sus4 Em7 C   A7(onC#) D7
 永遠 なんてわからないけど 優しい人に なろう

出典: ラッキープール/作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA

大人になっていく時間の流れを感じさせる2番のAメロ。

次のステージへ進むためには、今持っているものを捨てることも必要。

自分に笑顔を向けてくれる人のありがたさにやっと気付いた。

それを糧に成長していこう。

この場面から感じるメッセージも、バンドの解散に際して思うものとも取れます。

この場面で笑顔を見せていた"あなた"はファンのことではないでしょうか?

応援してくれたファンたちの声を糧に、メンバーそれぞれに突き進んでいこうとする意志が見て取れます。

E♭M7      Dm7
 恋は秋の夕陽に 夜は春の国に
 Cm7      BM7     F7
 それはなぜか とても せつない

出典: ラッキープール/作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA

この場面からは、時間の移り変わりの切なさを歌っているように感じさせられます。

それもストレートな表現ではなく、こうした詩的な表現を用いることでより、切ない雰囲気を醸し出しています。

E7sus4 E7 A        EonG# A7onG    D
 ラッ  キープール 小さな庭にだして 大きな海にしよう
Bm7 B♭aug DonA    F#m7  D   E7  
 水面にはみだすひざこぞう たまにはいいもんね

出典: ラッキープール/作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA

1番のサビとほとんど同じ歌詞の2番サビです。

「水面にはみだすひざこぞう たまにはいいもんね」の部分は、大人になってもたまには水びたしになって遊んだっていいだろうといっているようです。

1番と同じく、自分の楽しみ方次第で、日常だっていくらでも変えられることを歌っているようです。

   A       C#m7 C#m7(onE) C#7      D   
 きっとこうして何気ない 遊びを  あなたと探すでしょう
Bm7  B♭aug DonA F#7 
 ゆらめく未来へ 泳いでる
     GM7     /E7
 「こわくなんかないよ」

出典: ラッキープール/作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA

これからも同じようになにげない日々が続いていくだろうということを歌っている最後のサビ後半。

これからやってくる未来に少し不安もあるのでしょう。

「こわくなんかないよ」と自分に言い聞かせているように見えます。

バンド解散後も、形は変わってもそれぞれ音楽を続けていくことを歌っているようです。

E7  A     E   Em(onG)     D    
 ずっと続く水平線まで 大きく手を振ろう
 Bm7   B♭aug D(onA) F#7
 まだ見ぬ明日も  風まかせ
    GM7   /C
 「見失わないで」
D     Bm7(onE) FM7
 誰かが言って   た

出典: ラッキープール/作詞:Tack and Yukky 作曲:TAKUYA

未来が希望に溢れていることを表しているようなサビ後半のこの部分。

風まかせでも大丈夫。人生はそんなに悪いものじゃない。そんな声が聞こえてくるようです。

自分を見失いそうになったら、またこの思い出を頼りにすればいい。

それぐらい、中身の詰まった時間だったのでしょう。

夢のような日々だった?

  Bm7(onE) FM7 
 夢が見    た?
Am F(onA) Am  F(onA)
 魚  に夢で会っ  た

出典: ラッキープール/作詞:Tack and yukky 作曲:TAKUYA

この部分の意味は一見すごく難解で、意味があるのかさえわからなく思えますが、

きっと振り返る思い出が夢のような日々だったということを表しているのでしょう。

こういった不思議な歌詞も、ヴォーカルのYUKIのキャラクターとも相まってJUDY AND MARYの魅力を形作っていますね。

バンドで過ごした日々への思いが込められた名曲

いかがでしたか?

JUDY AND MARYの曲にはまだまだ名曲が数多く存在しますが、この1曲でも、彼らが残した音楽の偉大さを十分知ることができるでしょう。

名を遺すアーティストには、やはり思いがあります。

ラッキープールはまさしく、JUDY AND MARYがバンドで過ごしてきたかけがえのない日々に対する思いが詰まった歌だといえるでしょう。