Febbへの追悼

この映像だってつい1年ほど前のこと。

Febbの歌う姿に「まだ生きてるみたい」というファンの声も多く見られます。

動画のコメント欄が物語る「彼がそれほどまでに支持されていた」という事実が胸を締め付けますね。

絞めくくりには「In memory of Febb as Young Mason 1994-2018」の文字が。

このMVに彼への追悼の意味が込められていることを物語ります。

楽曲について

ゆったりとしたビートに乗せられる漂うようなシンセサウンド。

時おり顔を覗かせるストリングスがなんとも悲しげな響きを湛えています。

アダルトなサウンドのトラックを舞台に、3人のラッパーがそれぞれにリリックを展開。

そこから感じた世界観をレビューしていきましょう。

KOJOE

メインを張るKOJOEのそれは本場にも負けじと、粘るようなグルーヴを感じさせるラップ

トラックの空気感にも溶け込み、甘く大人な雰囲気で楽曲を彩ります。

この人のラップはやはり、常人離れしたものを感じさせますね。

MUD

KOJOEの濃厚なアプローチに対し、MUDのそれは幾分か淡々としたイメージです。

これも一興。打ち込みメインのヒップホップには、こうした無機質な響きがよく合うんです。

3人の中ではクール担当といったイメージを受けますね。

FEBB

良い意味で無骨といいましょうか。この人のラップはすごく生々しさがありますね。

ファンが口々に「まだ生きてるみたい」言っていたのは、映像だけでなくそのラップの質感にもあるのではないでしょうか。

Febbという生き様がそこに息づいている。そんな印象です。

声色のコントラスト

「コラボ曲なんて大抵そうだろう」と言われてしまいそうですが、この曲の魅力は何と言っても声色のコントラストでしょう。

ここまでも触れてきましたが、3人とも全く違うタイプのラッパーです。

音程がはっきりとしないラップでも、その個性は千差万別。

さらにラップは性質上歌の歌詞より自由度が高く、伝えたい言葉をふんだんに詰め込むことが出来ます。

このことが楽曲に与えている熱も大きいのでしょうね。

はなむけに音楽を

今回はKOJOEの「Salud feat. MUD & FEBB-illmore Remix-」のMVを紹介しました。

Febb a Young Masonへの追悼の意味が込められたこの映像。

音楽が大好きだった彼へのはなむけには、やはり音楽を。

同時にこの映像を通して、彼の偉大さも多くの人の胸に刻まれたことでしょうね。

そしてKOJOEの言う「ヒップホップはまだまだ舐められている部分がある」という言葉がありました。

それでも近年少しずつこのジャンルが浸透してきているのも確か。

ポピュラーに上手く溶け込ませたスタイルのラップはもはやお馴染みなところがあります。

まずはとっつきやすいところから。

そんな楽曲の記事もいくつか紹介しておきましょう!

人気グループAK-69の曲「Forever Young feat. UVERworld」について詳しくみていきます。気になる情報からライブ映像までを紹介しますので必見です!

UVERworldのように、歌の合間にラップを挟むミクスチャーロックなら好きだよという方も多いのではないでしょうか。

そこからもう一歩踏み込んでAK-69とコラボを果たしたこの楽曲を。

まさにジャンルを越えたクロスオーバー。

その分野の立役者同士がタッグを組んだという印象ですね。

繰り返す日々の葛藤を歌う1曲。ぼくのりりっくのぼうよみの「Sunrise(re-build)」を紹介します。ドラマの隠されたMV、他ジャンルからも買われる文才を活かした歌詞に注目です!