ORANGE RANGEの楽曲「以心電信」について
ではまず初めに、今回紹介するORANGE RANGEの曲である「以心電信」についてお話ししていきます。
「以心電信」は、2004年12月1日にリリースされたORANGE RANGEの中でも通算2枚目となるオリジナルアルバム「musiQ」に収録された曲です。
このアルバムはオリコンチャート・ランキングにもランクインしており、週間オリコンチャート・ランキングでは2週連続で1位にランクインしました。
また、2005年度年間オリコンチャート・ランキングでも1位を獲得するなどといった功績を残しています。
「musiQ」に収録されたこの曲は、ORANGE RANGEのメンバーが出演しているau by KDDIのCMソングに抜擢されました。
ここで1つ、気になったことがあるかと思います。
それは、この「以心電信」の"電信"が違うのではないかということです。
実はこれには深い意味があり、彼らが元々の言葉である"以心伝心"を使わず"以心電信"という言葉にしたのはこの曲が"携帯電話のCMソングになっているから"だとのこと。
そんなこともあり、「以心電信」は携帯電話を意識した歌詞になっていることが多く見られます。
しかしこの曲の実際の意味としては、恋人同士の"離れ離れになっても2人は繋がっているんだよ"という意味が込められています。
このようなことから「以心電信」は、携帯電話を意識した歌詞と恋愛を意識した歌詞が掛けられていることがわかります。

「以心電信」の歌詞の意味を解釈!
ではここで、そんな2つの意味が掛けられている「以心電信」の歌詞の意味を解釈していきたいと思います。
いつも僕等はつながっているんだ
離れてる気がしないね 君と僕との距離
目をつぶっていても 君の声でわかる表情
君に逢えないからうつむいてる
でも前向きに事を考えてる
そんな時も同じ空の下で過ごしてる
すぐに また 逢える
だっていつも僕等はつながっているんだ
出典: https://twitter.com/rorikitikuouzi/status/913635402434543618
ではまず、こちらの歌詞から見ていきましょう。
ここでは、2人がまるで電話越しで話しているような情景が想像できる歌詞になっています。
離れていても、僕らは同じ空の下で生きているからつながっているんだよということが表現されていますね。
ここでの"つながっているんだ"というのは、2人の関係と携帯電話の2つの意味が掛けられているようにも見えます。
いつだって僕等は以心電信さ
僕らはいつも 以心伝心 二人の距離つなぐ テレパシー
恋なんて 七転び八起き やさしい風ほら 笑顔に変えて
離れてたって 以心伝心 黙ってたって わかる気持ち
想いよ届け 君の元に 未来につないでく 信号は愛のメッセージ
出典: https://twitter.com/OR_musiQ/status/915771788168019968
次に、こちらの歌詞を見ていきましょう。
これは「以心電信」の中でも有名なサビの歌詞ですよね!
思わず、口ずさんでしまいそうです。
この歌詞からは、"どんなに離れていてもずっと僕等はつながっているんだよ"ということが歌詞で表現されています。
とてもリズミカルで、まるで韻を踏んでいるような歌詞になっていることにも注目したいです。
この想い、夜風まで届け!
この広い海原を超え
同じ時を過ごして
この思い 夜風に乗せ
膝を抱く君に届け
出典: https://twitter.com/hitolive/status/849611173817274368
そして、こちらの歌詞では寂しそうに膝を抱いている"君"に対するまっすぐな気持ちが歌詞で表現されています。
そして、夜風に乗せて"僕"の"君"に対する想いを届けたいということが書かれていることもわかりますね。
君に逢えなくてもダイジョウブさ
君に会えなくてもダイジョウブ
そう、前向きに事を考えてる
離れてても同じ空の下で過ごしてる
すぐに また 逢える
だって いつも 僕らは繋がっているんだ
出典: https://twitter.com/hitolive/status/849611173817274368
こちらの歌詞では、曲中の"君"に逢えなくても"僕"は頑張っていけるよと前向きに考えていることが歌詞からもわかります。
これは、"たとえ離れていたとしても同じ空の下にいるんだから、僕等はつながっているんだよ"ということを意味しています。